ためぐそ山、深沢山、勝峰山、真藤ノ峰、白岩山、金毘羅山、天竺山

 昨日、3月3日のトレッキングは、あきる野市のためぐそ山でした。いや、なんかインパクトがある名前なので、これはぜひ登ってみたいと思ったわけです。まあ、尾根筋を歩き、他の山にも上るわけですけどね。
 ということで、JR武蔵五日市を下車し、小机方面に歩いていきます。最初に目指すのが、金玉水です。いや、なんだかもう、今回はお下品なトレッキングですねえ。
 でも、その金玉水に行く道がわからず、かなり迷いました。グーグルマップで見ても、道がないし。いや、こういうときにグーグルマップはいかんでしょう。
 で、散々迷った挙句、ためぐそ山標高327mに到着しました。特に眺望がありわけでもなく、里山のてっぺん、くらいなものです。ベンチもなにもありません。でもためぐそ山です。昔、このあたりの動物がここにふんをしていったから、この名前になった、とか、そんな噂もあるようです。まさか、ツキノワグマではないですよね。
 さて、金玉水はどこに行ったのか? でもまあ、ためぐそ山にたどりついたので、そこから引き返し、金玉水へ。たぶん、「きんぎょくすい」と読むのではないかと思うのですが、この霊水、あまり湧いていませんでした。
 金玉水へ下った道を再び登り、山道へ。登山地図とかにも、きちんと掲載されているわけではないですが、とりあえず標識もあるし、きつい坂もないので、比較的快適に歩けます。ゆるい登りですし、特に整備されているわけでもないのですが。まあ、それゆえ、ちょっと道に迷いやすいですね。
 このルート、幸神尾根というそうで、途中、深沢山を経由し、勝峰山に寄り道しました。
 深沢山は、別に深沢七郎とは関係なく、460mの、山というには通り過ぎてしまうようなところです。ここも休むようなところではなく、通過。
 分岐を東に曲がり、勝峰山へ。たぶん、この日の山頂でもっとも整備されているのがここです。社もあるし、幸せの鐘だってあります。「幸せ」「平和」「希望」の3つを願いながら鐘を鳴らすように、ということです。いやもう、平和だけ3つどころかたくさん願ってしまいます。パレスチナウクライナスーダンミャンマーにイエメンに西サハラ、3つじゃ足りないです。
 勝峰山から分岐点に引き返し、尾根をさらに登ります。ここから先は、ちょっと歩きにくくなってきます。こんなマイナーなコースですが、3人ほど、すれちがいました。
 真藤ノ峰標高613m、梵天山標高607mと過ぎていきます。どっちも、ああ、山頂だな、くらいで何もないです。梵天山の登りは、ちょっと急で落ち葉がたくさんあって、かなり登りにくかったです。
 そして、森林伐採中のエリアを左に見ながら、白岩山標高631mへ。右側は金網になっているし、左は樹木がない急斜面だし、山頂はとても落ち着く場所ではありませんでした。
 山はここがピークですが、実はこのあと、金毘羅尾根と合流します。その合流点がこの日のピークになります。
 ここから北にいけば、つるつる温泉にも行けるのですが、今回は金毘羅尾根を下っていくことにしました。
 金毘羅尾根は、幸神尾根とちがって、けっこう整備された登山道。しかも急坂はまったくなく、ものすごく快適に歩けます。あまり快適すぎて、途中、ちょっと脇道を登ってみたりもしました。何があるわけでもないんですけどね。
 快適な道ではあるのですが、杉林と照葉樹林がまじっていて、景色の点でも植生の点でも、あまり面白い道ではなかったです。まあ、だらだらと歩けるのがいいのかな。下りは早かったですね。
 途中、金毘羅山標高466mもまた、メインルートからちょっと脇道に入ったところにあります。見逃してまき道に行ってしまう人も多いのでは。もっとも、この金毘羅山の山頂も、何かあるわけじゃないんですけどね。
 ただ、ここからは金毘羅神社もこの下にあって、人里に返ってきた感じになります。
 下りがあまりにも早かったので、ちょっと他の山にも行ってみました。駅の東側、三内神社のある天竺山標高310mです。20分くらいで山頂につきます。山頂に奥の院があって、ここはさすがに整備された山頂です。下山は裏側の林道に出たわけですが、登山というよりは近所の人の散歩コースですね。
 でもまあ、ためぐそ山から始まった今回のトレッキングは、天竺山にたどりついたということで、何かそれはそれでよかった気がします。
 トータル7時間、ゆる山ではありますが、けっこう歩きましたね。