日光白根山

8月14日はいよいよ、日光白根山です。といいつつ、いきなりロープーウェイで標高2,000mまで。
 まずは、二荒山神社にお参り。二荒山神社といえば、日光ですよね。って、こちらも日光ですからね。山頂までは片品村ではありますが。
 以前、男体山に登った時も、二荒山神社からスタートでしたっけ。男体山日光白根山の2つが日光の神様ということかな。
 最初は、わりと平坦な道です。散策路もあって、そちらは歩きやすくできているのですが、途中から分岐して登山道に。大日如来には、登山の無事をお祈りします。
 湿気が多い樹林帯の林床には、いろいろなコケが生えています。今回はコケの写真もいくつかアップしました。キノコもそこそこ生えています。いや、森林そのものが美しいんですけどね。広葉樹も針葉樹も平地では見慣れない木ばかりです。岩はみんなコケにおおわれています。大きなアサギマダラにも出会いました。
  坂では木に身体を預けて登ろうとすると、うっかり柔らかいものに触ってしまいます。巨大なヤマナメクジです。
 道はだんだん急な坂になっていき、涸れ沢の岩の上を登っていきます。
 森林限界に出ると、一気に視界がひろがります。ここからは、高山植物のいろいろな花が見られるということになります。でも、道はほぼガレ場。苦労して登りつつ、花をめでるということになります。山頂がだんだん見えてくるんですけど、遠いなあと感じるのですが、でもまあのぼっていけばいつかはたどりつく、そういうものですね。
 山頂付近に祠。ここでお参りし、荷物をおいて、山頂へ。最後はほぼ、岩登りです。とにかく、登ったという。もちろん、山頂ではお昼ご飯は食べられません。少し下にあるカルデラの平らな場所でお昼です。なんか、荒涼とした別世界みたいで、風もちょっと強めで、なんか不思議です。
 帰りはまたガレ場を下るわけですが、足元には気を付けないと、すべります。苦手です、こういうのは。
 途中まで同じルートで引き返したあと、途中の分岐点から散策コースに入り、ゆっくりと下りながら、六地蔵をお参り。登山の無事を報告します。
 下山すると、声をかけてきた小学生くらいの2人の娘がいる家族。昨日は至仏山に登ったとか。日光白根山はどっちがたいへんですか、ときくので、鳩待峠からのるーとと同じくらい、山頂は小至仏山みたい、と答えると、来年登るとのこと。
 振り返ると、日光白根山が見えるわけですが、急峻な岩山にしか見えないですね。樹林帯を横切って、反対側から登ったわけですが。
 帰りのバスは午後5時台。時間がたっぷりあるので、足湯につかったり。ロープーウェイで降りた先には座禅温泉の日帰り入浴施設。温泉で疲れも癒されるというものです。
 しかし、帰りのバスも1日3本、午後1時台の次が午後7時台。まあ、貸し切り状態での乗車だったので、あるだけでもありがたいと思わなきゃいけないかな。でも、午後3時台なら、もう少し早く帰れたかも。