藤の湯(8年ぶり)

 8月16日の銭湯は、府中市の藤の湯でした。西武多摩川線の多磨駅近く。

 この日は雨だけど、かみさんと多磨霊園を散歩。といっても、かみさんが行ったことのない銭湯で割と近いここを訪れる方が、主な目的だったわけですが。

 行くのは8年ぶりです。元々はビジネスホテルだったらしく、その大浴場みたいな感じですが、現在はマンションになっていて、その1階が銭湯とのこと。

 特別な設備はないし、こじんまりとした銭湯だし、ちょっとそっけないかな、という浴室と手狭な脱衣所という感じですが、湯船はけっこう広く、手足を広げることができて、なかなかいい感じです。お湯の温度はわずかに高め、くらいかな。適温といってもいいか。これだけで満足です。

 雨が降っていたので、帰りは西武多摩川線で帰りましたが、そうでなければ、京王線武蔵台駅まで歩いてもいいと思います。

 西武多摩川線といえば、始発駅は武蔵境です。村上春樹の「夏帆」でちょっと知られるようになったかな。藤の湯の前の緑地はアマゾンにつながっているかもしれません。

 

こちらつつじヶ丘野川どんぶらこ通信985

 残暑お見舞い申し上げます。

 8月も後半ですが、夏が終わって台風のシーズンという感じです。

 千葉県在住の人は大変だったと思います。

 これからも気候変動の影響があると思うと、憂鬱になりますよね。

 

 ということで、告知を2つ。

 

 先月末には、トーキングヘッズ叢書No.107ANGURA Revolution60's、アングラ、前衛、あの時代」が刊行されました。アングラといえば、暗黒舞踏とかアングラ芝居とか、そんな感じでしょうか。もっともぼくが書いているのは「ウルトラQ」についてなのですが。

 そんなこんなですが、今回もぜひともお買い求め下さいますよう、よろしくおねがいいたします。

 それにしても、今回「ウルトラQ」を視返して思ったのは、桜井浩子演じる江戸川由利子のファッションです。「ウルトラマン」の場合、制服なのでわからないのですが、「ウルトラQ」はそうではなく、ヘアスタイルから衣服までさまざま。ボーイッシュだったり女の子していたり。職業は新聞記者・カメラマンで、どちらかといえば男性的。

 斉藤綾子みたいな「フェミニズム映像批評」とかやったら面白いかもしれないなあ、と思うのでした。

 

 それから、明日817日発行の「週刊エコノミスト」では、系統用蓄電池の記事を書きました。これも本屋にあったら見てやってください。

 

 あと、業務連絡ですが、BlueSkyのぼくのアカウントが乗っ取られてしまったので、アカウントを変更しました。

 

 そんなわけで、暑いので山には行っていないのですが、海には行きました。潜って魚を見るのは楽しいですね。でも、今年は魚が少なかったな。

 

 村上春樹の「夏帆」(新潮社)は読みました。なんか、足立区で育ったぼくにとっては、花畑は遠いところではないのですが、団地が出てこないなあ、とか、それはそれとして。武蔵境といえば、境南浴場と西武多摩川線だけど、どっちも出てこないなあ、とか、まあそれはいいや。

 何だか、村上が母親と娘との物語を書いた、というのが書評で上がっているけれど、これって、そもそも村上が父親について語っていたことを、性別を変えただけなんじゃないかな、とも思いました。

 それと、そもそも村上の作品って、クエストの物語なのだけれど、今回も全4章で、それぞれモーターサイクルの男、ジャガー、シロアリの女王というラスボスを倒していく話になっているわけで、RPGがつくれそうですね。いろんなアイテムが必要だし、アリクイの夫婦はNPCだし、と。

 

 三倉ゆめの「魔法少女 三十路」(ヒーローズ)、突然版元が変わっての第7巻。何があったのかわかりませんが。カバーもかわいくなりました。その方が売れると考えたのかな。まあ、三十路女性が魔法少女をやる痛みが、この作品のいいところなんですけど、売れた方がいいですよね。

 ドラマ化したら、誰が主演するのだろう、とか考えたりもします。

 

 ドラマ化といえば、「税金で買った本」(講談社)ですね。NHKの夜ドラです。

 NHKのホームページを見ていたら、はっきりと登場人物が、「正規職員」か「非正規職員」かが示されています。実態は、多くの自治体で図書館職員が非正規職員だったり、指定管理者制度になっていたり。

 文化とか知識とかそういったものを守るインフラが、こうした人たちによって支えられているというのは、さすがにどうかと思いますね。さすが、文化とか学問とかを大事にしない国です。

 

 演劇で7度の「アサッテの人」を観たのですが、これは飴屋法水がすごく良かったわけですが、原作は諏訪哲史で、ではそれを読もうと思い、「アサッテの人」(講談社)と、さらについでに「りすん」(講談社)、「ロンバルディア遠景」(講談社)を続けて読みました。「アサッテの人」は、アサッテ感がすごく良かったです。としか言いようがないなあ。行方不明の叔父さんに関する謎がとけるわけではなく、アサッテを向くことの意味がけっこう重要な、そんな感じなんですけどね。

 

 國分功一郎の「天皇への敗北」(新潮社)はおすすめです。

 最近、皇室典範改正が行われたわけですが、これをめぐる議論にもかかわってきます。詳しくはnoteに書いたので、読んでもらえれば、と思います。

 

 濱田轟天と瀬下猛の「平和の国の島崎へ」(講談社)も、島崎が戦場に復帰するまであと1日まできました。

 ちょっと意外だったのは、復帰の仕方です。また、途上国の紛争地に戻るのかと思いきや、日本が戦争に巻き込まれているということです。ただし、交戦しているわけではありません。物資が入ってこないのです。

 あらためて、戦争ってどういう状況をさしているのか、考えてしまいます。ロシアとウクライナのような状況でしょうか。日本が戦争に巻き込まれるとしたら、この作品が示すように、物資が入ってこない、まさに現在のキューバのような状況なのではないかと思うのです。むしろ、交戦するよりもこの方が、戦争としてリアルなのではないか。

 そして、そのことに思い至らない現在の政権を担う政治家は、こうした交戦ではない戦争へのリスクを、本当に高めていると思うのです。

 

 「戦場から帰ってきたタカシ君。普通に高校生活を送りたい」(主婦の友社)みたいに、平和がいいですよね。

 

 山田芳裕の「望郷太郎」(講談社)も、舞鶴太郎はようやく日本に戻り、家族のその後を知ることになります。この先の展開はどうなるのかな。かなりリアルに、経済や政治を反映させ、結局のところ人間の愚かさも示してくれているので、まだ読んでいない人にはおすすめです。

 

 チョン・ボラの「とにかく、デモ!」(現代書館)は、韓国のデモのことがよくわかります。最近、日本でもデモが拡大しているのだけれど、韓国のデモは熱いです。五体投地とかしながら行進していくので、大変です。煙突で籠城もします。

 デモは、人々が政治に意思を伝える重要な行為だと思うので、誰もが気軽にデモに参加するようになった日本の状況は、民主主義にとってもいいことなんじゃないかな、とか思ったりします。

 それはそれとして、チョン・ボラは、世界的に評価が高い韓国のSF作家でもあり、日本でも「呪いのウサギ」(竹書房)が翻訳されています。これも読まなきゃ。

 

 あと、雪野朝哉の「ローワライ」(講談社)、音が聞こえない相方とともに漫才をする話。なんか、いいですよ。

 

 さて、次の週末は、トレッキングです。

 

杉並湯(2年ぶり)

 昨日、8月14日の銭湯は杉並湯でした。

 この日、ツイッターを見ていたら、とある演劇の公演で、キャンセルが4枚でたとの書き込み。これがおもしろそうな、というかユニークなホラー系演劇だったし、荻窪ならそう遠くもないので、行くことに。

 途中、新高円寺で下車して、この銭湯に。ここに来るのは2年ぶりかな。

 受付で入浴料をはらうと、好きなロッカーの鍵を持って行って、と言われます。ロッカーの場所と番号がわかっていれば、選びようもあるんですが、でもまあ、どこかわからないのも、くじをひくみたいでいいですね。

 内部はコンパクト。でも浴槽は少し洗い場側に張り出していて、広い感じがします。

 背景は、丸山絵師による富士山。2019年に描かれたものだけど、あまり痛んでいないです。丸山絵師は事実上引退したのかな。今となっては貴重かも。

 お湯は少し熱め、これはバイブラの方も同じ。汗がよく流せます。

 明日8月16日からはサザン・ウィークとのことで、ペンキ画が江ノ島になり、サザンの曲が流れているとのことなので、サザン好きな方はぜひ。

 記念の銭湯カードも購入したけれど、これとは別に杉並湯オリジナルカードもあります。1枚400円、5枚セット2000円なのでさすがに、今回は買わなかったのですが、とある写真家による作品で、杉並湯の写真集もあるとか。ほかにもTシャツなどアイテムがそろっている銭湯なのでした。

 演劇は、ホラーだけど前半はテンポのいいコントみたいで面白かったです。後半のホラーもいい感じだったし。それで涼しくなったわけじゃないですけどね。

 

東宝湯(ひょっとしたら12年ぶり)

 8月8日の銭湯は、東新宿の東宝湯でした。

 このあと新宿で芝居を見るので、その前に入浴、なのです。

 新宿からちょっと歩くけど、ゴールデン街近くの緑道を抜けていくとちょっと近いかな。

 記録を見ると、前回は12年前だったみたい。いや、そのあとも行っている気がするのだけれど。

 12年前は、下駄箱の鍵と交換でロッカーの鍵を受け取っていたのだけれど、それはやめてしまったみたい。

 ということで早速男湯へ。

 脱衣所では、若い男性に「これからですか」って声をかけられた。これからです。

 障害のある方のようで、自宅のお風呂にはうまく入れないので、銭湯に来ているとか。他に行くところもないし、銭湯に行けるのはいいな、と。

 給料日が近くって、ただ今回からは銀行振り込みになったのでめんどくさいとか、それまでは給料は現金手渡しだったのだけれど、それだと落としてしまうかも、というのが振り込みになった理由だとか、でもボーナスも入るとか。ぼくは自営業とかなので、ボーナスなんてずっともらってないなあ。

 ぼくが浴室に向かう時には「お気をつけて」と声をかけてくれました。たしかに滑りやすいので、気を付けますとも。

 浴室はコンパクトで、ペンキ画とかはないけれど、上品な内装っていう感じでしょうか。

 浴槽は大きい方が漢方系の薬湯、小さいほうが備長炭。小さいほうがぬるめでしたが、ここは漢方薬にしっかりとつかっておきたいところです。

 帰り際、ミネラルウォーターを買った時におかみさんに「かわいいウサギTシャツね、専門のお店で買ったの?」ときかれました。確かに専門の、パレスチナ支援サイト。「ここにNo Warって書いてあるでしょ」って、女将さんに伝えました。

 とまあ、そんなわけで、夕方、風が涼しくなった中、新宿まで歩くのでした。

 東新宿といえば、新宿黄金湯がオープンしたので、そちらは次の機会に。

 

RAKUSPA1010(ひさしぶり)

8月7日の銭湯は、お茶の水のRAKUSPA1010でした。

 この日は溜池山王である会社の勉強会があって行ったので、その帰りに、お茶の水の丸善に立ち寄って本を購入、ついでに入浴という流れです。

 今でもフロライブ、やってます。のぼりがたっている。

 混んでいるのが難点ではあるのですが、炭酸泉でまったりもできるし、とまあそんなわけで汗を流してきました。

 そうそう、入口のところで、おひとり様1個でトイペを配布していたので、いただいてきました。

 焼肉と焼酎だそうです。

 

湘南台温泉らく

 7月30日のスーパー銭湯は、藤沢市にある湘南台温泉らくでした。

 この日は仕事でこっちまで来たので、帰りに入浴してきたというわけです。

 場所は湘南台駅から徒歩2分くらい。スーパー銭湯なのにあまり目立たない外装で、遠くからもよくわからないです。

 平日の入浴料は880円で良心的ですね。ただし、休息スペースは別料金。まあ、入浴後にまんがをよみながらごろごろする、という予定はないのでいいのですが。

 浴室は全体にこじんまりした感じで、露天風呂は屋上。高濃度炭酸泉なんかも屋上です。

 お湯はぬるめで、まったりと入っていられます。とはいえ、外が危険な暑さだったりするので、まったりと入っていられないですね。露天風呂はもう少し温度が高めだったかな。

 でもまあ、さっぱりと汗を流したので、よしとしましょう。暑い日に昼からお風呂というのも、ちょっとしんどいかもしれないですね。

 帰ったらビールです。

 ちなみに、このあたりには六会日大前駅近くに栄湯湘南館という銭湯もあって、ビル型銭湯でこじんまりしているけれど、露天もあります。4年前に行きました。

 

宮の湯

 7月25日土曜日の銭湯は、木更津の宮の湯でした。
 この日は夜、かみさんが演劇を観に行くというので、ぼくはちょっと遠くまで銭湯に行くということにしました。

 電車に乗るのは好きだし、乗っていれば本が読めるので。

 ということで、はるばるやってきました。

 木更津駅の近くは、ちょっと寂れた雰囲気もないではないけれど、狸の置物がにぎやかです。それもそのはず、證誠寺がここにあるのですから。もうちょっと早く来て、お参りすればよかったかな。

 ということで早速宮の湯へ。

 カウンターで入浴料を支払います。あと、神奈川県の銭湯と同じタイプのカードがあって、ここでは無料配布していました。ということで、記念にいただいてきました。

 見た感じ、地方の銭湯という感じがないですね。浴槽が広くて、その点もうれしいです。お湯か気持ち熱め。背景は、桜の咲きに女湯との間にまたがる富士山。サインはないのだけれど、丸山絵師なんじゃないかな。

 薬湯は草津温泉の湯の華。硫黄の匂いがします。硫黄の匂いが身体にしみこみます。

 とまあそんな感じで入浴してきました。でがけに、常連さんが「今日は空いていたなあ」って。いつもはもっと混んでいるんだ。暑いから来ないのかな。常連さんは自動車で来ているようです。まあ、このあたりならそうなるよね。「帰りは歩きですか、ごくろうさまです」って言われたし。うん、まあ、電車なんですけどね。

 ということで、千葉県も残すところ、茂原の櫻湯だけだな。