岩戸山、小渕山、鷹取山

 10月31日のゆる山トレッキングは、神奈川県相模原市の藤野にある鷹取山でした。
 この日は天気が良く、高尾山方面に行く人はたくさんいましたが、我々はもっとマイナーな山を目指すのでした。
 この高尾駅でショックだったのは、お昼ごはんに考えていたおにぎり屋さんがなくなっていたこと。しかたなく、この日の昼食は藤野駅の観光案内所で買うことになるのですが、まあそれはいいか。
 高尾駅から二つ目、藤野駅で下車すると、線路沿いに陣馬山方向へ少し。でも、トンネルの手前で地味に、鷹取山方面を案内する標識があります。登り始めは、柚子の木が出迎えてくれます。いちおう、藤野は柚子の郷って言われていますからね。
 そこから石段を登って藤野神社をおまいり。登山の安全と世界平和を祈願します。
 本格的なトレッキングはここから。パノラマコースという名前がついていますが、それなりにところどころ遠くの山なみも見渡せていいですね。季節としてはちょっと地味ではありますが、ちょっとだけ紅葉し始めた木とか、季節をまちがえたツツジが心をなごませてくれます。
 道はゆるやかなアップダウン。最初の山、岩戸山にはすぐにつきます。標高377メートル、テーブルつきのベンチもあって、景色もいいし、逆ルートで来る人なんかは、ここでお昼でもいいでしょう。ここにはなぜか、与謝野晶子もいます。
 ここで一休みしたあと、先に行きます。やや急な下りなんかもあり、ほこらもあったりしますが、30分ほどあるけば、次の小渕山、標高350メートルに到着です。ここはベンチもないし景色もいいわけではないので、軽く通り過ぎます。
 すぐにちょっとした岩場もあったりします。ちょっと岩を超える、くらいですけどね。
 鷹取山までの道のりは1時間くらいかな。あいかわらず、アップダウンアップ、くらいで少しずつ標高が上がっていきます。
 このルートの良さって、歩く間に樹種がいろいろ変わっていくところかもしれません。杉林だったりカエデやマツとか明るい林になったり、ちょっと笹の中を歩かされたり。たぶん、春先から初夏にかけて、花が楽しめるルートなんじゃないかな。
 そんなことを思いながら歩いていき、最後にちょっとした登りがあって、鷹取山に到着です。ここは、烽火台跡で、「こころに残る鐘」もあったりします。武田氏が陣場に合図をしたところだとか。もちろん、鐘はならしましたとも。
 無事鷹取山、標高473メートルに到着したので、お昼ごはん。この季節は、お湯を持ってきて、あたたかいインスタントのスープを飲むというのがいいですね。
 帰りは、一気に下ります。ちょっと足元がすべりそうなところもありますが。途中、金毘羅山標高350メートル、そこにある祠、蚕影神社をお参りし、さらに下るとあっという間に登山口。トレッキングはここで終了です。登山口にはヤマビル注意とありますが、ここで言われても遅いですね。まあ、ヤマビルは気温20℃以上の時に活動しているので、この日は合わなかったし。
 で、ここから上野原駅までは、約1時間歩くのでした。バスは1日2本しかなく、それも1時間半も待つので、だったら歩いた方が早いです。
 もちろんここに来るバスも1日2本。上野原駅8時台のバスで、ここまで来ることができます。今回のトレッキングですれちがったのは6パーティ7名という少なさでしたが、この人たちはこの早朝のバスで来たんだろうな。下山すれば藤野駅なので、時間を気にしないで歩けますからね。
 なのにわざわざ藤野駅スタートにしたのは理由が2つ。ひとつは、そんなに朝早く出るつもりはなかったこと。そしてもうひとつは、上野原駅でワインを飲むのを楽しみにしていたこと。
 上野原駅の観光案内所の2階では、ワインが試飲できます。ぼくの記憶では、バーみたいな感じで、おすすめのワインをグラスで有料試飲させてくれるはずでした。でも、言ってみると、コインを入れると自動でワインが出てくる試飲機があるだけ。6種類1500円です。これはちょっとがっかり。まあ、ワイン(清酒も)おいしかったからいいのですが、だったらクラフトビールを買って飲めば良かったかな。
 まあでもそんなこんなで、久しぶりに山道らしい山道を歩く、ゆる山トレッキングなのでした。

 

竹の湯(4年ぶり)

 10月25日の銭湯は、麻布十番の竹の湯。4年ぶり。

 この日は、麻布台ヒルズギャラリーで開催されている、坂本龍一と高谷史郎のインスタレーション「async-immersion AMBIENT KYOTO-TOKYO」を観に行きました。坂本龍一のアルバム「async」と映像を組み合わせたもので、なんかみんなでぼーっと観ていられるという、そんなものです。この日が最終日で、間に合ってよかった。

 で、そこから近い銭湯ということで、ここです。

 歩くと30分くらい。電車だと六本木一丁目から麻布十番まで一駅ですね。

 こじんまりした銭湯。いつのまにかロッカーのシステムがかわっていて、下駄箱のかぎにカードがついていて、これを脱衣所のロッカーに差し込んで使うというしくみ。前にきたときはなかったよな。カウンターでダンナがお客に説明していた。

 麻布というとハイソな感じなのだけれど、ダンナはなんだかべらんめえな感じ。客層も庶民的で、なんかギャップを感じないでもないですが。でも、まあにぎやかでいいです。

 背景は日本丸。これは変わらないですね。黒湯はぬるめと熱めだけれど、前回は44℃くらいあった熱めが、今回は42℃台と、ほどよい熱さで、じっくりあたたまります。

 かみさんによると、小学生くらいの男の子が母親に連れられて女湯に来ていたのだけれど、母親に放置されていて、困っていたとか。うーん、小学生だったら男湯だよ、というのと、子どもを放置するなよ、というのはありますね。まあ、何か事情があるのかもしれませんが。

 帰りは大江戸線に出たのですが、駅までけっこう歩いたし、階段を下ったなあ。

 

常盤湯

 昨日、10月24日の銭湯は、横須賀市の常盤湯でした。

 実はこの日は、トレッキングに山梨方面に行こうと思っていたのですが、あいにくの雨。かみさんもいないので、この機会に、まだ行ったことのない銭湯に行こうと思ったのです。

 行きはJR横須賀線衣笠駅に出ました。逗子駅で乗り換えです。けっこう時間がかかったけど、本がたくさん読めたので、それはそれでOKです。

 衣笠駅からは徒歩。Google mapだとわりとわかりやすい道なので。それに片道20分もかからないし。雨模様でしたが、道はアップダウンもなく歩けました。ただ、常盤湯そのものは、ちょっと脇道に入ったところにあり、それを見逃して、佐野天然温泉のぼり雲の近くまできてしまいました。まあ、ここも機会があれば行ってみたいですけどね。

 引き返して脇道に入ると、すぐに常盤湯があります。煙突が目に入るのですぐにわかります。なかなか古いたたずまいですね。

 玄関に下駄箱がないのでちょっとあせりますが、下駄箱は脱衣所の方にあります。入ると、女湯側との間のカーテンから女将さんが出てきます。

 ロッカーもあるのですが、ここは脱衣かごを使いました。まあ、貴重品もないし、大丈夫でしょう。なんか常連の方々も脱衣かごだし、そういう雰囲気は大事にしたいです。

 浴室はちょっとせまいかな。まあ、こじんまりした銭湯ですから。背景は中島絵師による富士山で、手前は幅の広い滝になっています。なんだか、見た記憶があるような。

 深めの浴槽はちょっと熱め、浅めの浴槽はそれより少しだけ低い温度。よく温まります。個人的には、浅めの方が適温だったかな。

 薬湯はこの日は漢方系。お湯はぬるめで、成分が身体にしみこみます。

 入ったのは4時半過ぎ、お客は3人。もっとも女湯は少しにぎやかだったかな。

 とまあそんな感じであたたまってきました。

 帰り際、傘を忘れそうになったとき、女将さんが「傘は?」って声をかけてくれました。傘立ても脱衣所にあるから、できることですね。

 「お気をつけてね」と声をかけられて帰るのでした。

 帰りはバスで横須賀中央駅へ。京急の方が電車の本数がありますからね。でも、バスじゃなくって歩いても良かったかな。

 ということで、これで神奈川県の銭湯も全部行ったことになります。神奈川もいろいろな銭湯があって楽しませていただきました。関東地方で残っているのは、群馬県だけなのですが、その群馬県の銭湯はまだ1軒も行ったことがないんです。

 まあ、機会があれば、くらいで。そもそも、トレッキングには行くわけですからね。

 

三原山

 10月18日のゆる山トレッキングは、伊豆大島の三原山でした。
 かみさんの母方の親戚のお墓があるということで、お墓参りを兼ねて、行ってきました。
 行きは竹芝、22時30分発のくろしお丸。東海汽船の不祥事のおかげで、船が小さくなってしまったということです。まあ、いいんですけど。
 岡田港に早朝に到着、バスで元町港に行き、その近くにあるお寺にお墓参り。そしてそこからトレッキングのスタート。
 三原山登山は通常、バスで三原山頂口(標高およそ500メートル)という、外輪山のところまで行きます。でもそれでは、なんだかずるをしたみたいなので、今回は麓から登ったのでした。
 とはいっても、ルートは元町から御神火スカイラインを登って行ったというわけです。舗装された自動車道なので、のぼりやすいけれど、ちょっと味気ないかも、とは思います。登りで地味に体力が奪われます。とはいえ、麓近くのメモリアル公園など、バスではいかないところも訪れることができました。
 このメモリアル公園は、2013年の土砂災害で多くの人が犠牲になった、その災害跡地につくられた公園です。亡くなった人たちを追悼する碑も立っていますが、あとは遊具なんかもあってのんびりした公園になっています。
 この時期、道端にはノアザミやツワブキなどの花が咲いていました。アサギマダラもいました。もうだいぶ飛んできたのかな、羽がずいぶんと傷んでいます。アサギマダラといえば、最近、高妍の「百日珈琲」を読んだっけ。
 標高差こそ500メートルくらいだけど、距離がけっこうあって、2時間半くらいで三原山山頂口に到着。ここにある歌乃茶屋で昼食。あしたばてんぷら定食をおいしくいただきました。
 本格的なトレッキングはここから。まず、三原神社の下社にお参り。そのあと、フラットにカルデラを歩いていきます。溶岩の跡地に、それでもいろいろと植物が生えていて、なかなか気持ちいいルートです。内輪山を登る道端のノアザミの花には、ハチとかコアオハナムグリなんかもいて、ほのぼのします。そして、内輪山を登った先に、三原神社があります。奇跡の神社といわれていて、神社の手前で溶岩が止まっています。
 そこから内輪山のお鉢めぐり。溶岩というか火山弾というか火山灰というか、まあそういう砂利なので、ちょっと歩きにくいですね。火口をのぞき込むと、なかなか迫力あるし、反対側には砂漠も見えます。その先には海も見えて、利島とか目立つし、富士山も見えます。かみさんとしては、こういう景色の中を歩くのが好きみたいです。
 内輪山の歩ける最高地点に山の標識があります。実際には、最高地点には行けないんですけどね。で、内輪山を8割ほどまわったら、そこからは大島温泉ホテルまで下山。途中までテキサスコースと一緒です。どちらかといえば、まだ草原で、テキサスコースと分岐したあとは、奇妙な形の溶岩があちこちにある中を歩きます。やがてここも、森林になっていくのでしょう。ホテルまでの最後の1キロメートルは、その森林の中を歩いていくのでした。
 合計およそ6時間くらい(休息を含む)という、思ったより長いトレッキングではありましたが、なかなか景色も面白かったし、いつもとはちょっと違う雰囲気のトレッキングなのでした。
 このあと、大島温泉ホテルで温泉につかり、ビールを飲むのでした。あと島の焼酎もね。

 

千歳湯(3年ぶりくらい?)

 10月20日の銭湯は、西日暮里の千歳湯でした。

 この日は有楽町でセミナーがあったので、そこに参加した後、ここまで足をのばしてみました。

 昔、2008年に初めていった時は、坂の上を登っていくイメージだったんですけど、それは地図を見間違えていたせいですね。そんなに坂を上らないです。

 ここに来るのは久しぶりだけど、何年ぶりかな。ちょっと記録が見当たらないので。2020年に、ここよりも駅に近い富来浴場に来ているのだけれど、そこは廃業してしまっていて、それからここに来ているので、3年ぶりくらいになるのかなあ。

 とまあそんな感じで、ロビーで入浴料を払い、男湯へ。

 背景は、たぶん田中絵師の富士山だろうな。お湯はちょっと熱め。長湯はできないけれど、その分だけよく温まります。まあ、入れば慣れる、くらいの熱さ。薬湯はラベンダーで、少し温度が低いかな。おかげで、ちょっとまったりしました。

 

御神火温泉

 10月19日は、まず波浮港を散歩。そのあと、元町に戻ってきて、御神火温泉。

 元町港から少し北にあるいたところにあります。入浴料は710円、スーパー銭湯とはいかないけれど、高くないです。

 浴室は、浴槽が広くなっていて、うたせ湯なんかもあります。これで背中や首筋をまっさーじしましたとも。浴槽のお湯の温度も適温で、まったりと入っていられます。残念ながら、露天風呂はないのですが、窓の外には海があるのが感じられます。

まあ、露天に入りたい人は、隣の浜の湯に行けばいいじゃないか、って言われそうですね。そっちは海の景色を堪能しながら露天風呂に入れるということなので、それは次回に。というのも、浜の湯は水着着用で入ることになっているので。

 湯上りはビールを飲みながら、岡田港行のバスまでの時間を過ごすのでした。

 

大島温泉ホテル

 10月18日は、大島温泉ホテル。

 伊豆大島に到着した後、かみさんの母方の親戚のお墓参りをしてから、三原山登山開始。今回は、バスで三原山頂口に行くのではなく、麓の元町から登り始めました。御神火スカイラインを登っていき、山頂口に出るというコース。このくらい登らないと、山を登った気にならないですよね。

 そこからカルデラを通り、外輪山のお鉢めぐり、そして大島温泉ホテルまで下山。途中、溶岩によるたくさんの奇岩なんかも見たりしました。

 日帰り入浴もやっているのですが、今回は宿泊してゆっくりと入浴です。

 設備は古いのですが、適温の温泉につかりながら、露天風呂から眺める三原山はなかなかいいものです。

 露天風呂から景色といっても、浴槽に入ってしまうと見渡せなくなるというのがふつうですが、ここでは露天風呂の先にしきりはなく、ほんとうによく景色が見えます。まあ、三原山からもこっちが見えるのかもしれませんが。

 夜と翌朝では、男女の浴室が入れ替え。ということで朝は前日の女湯に入るわけですが、ちょっとだけ狭かったですね。でも、朝の女湯側からは、にぎやかな声が聞こえていました。朝、広い露天風呂でおしゃべりするっていうのは、女性に向いているのかもしれませんね。

 ホテルそのものは、山の三合目あたりにあって、アクセスが悪いのですが、そこは、翌朝のシャトルバスで元町まで送ってもらうのでした。トレッキング以外では、ちょっと使いにくい宿ですが、逆にトレッキングにはここしかない、くらいです。