石老山、石砂山東峰・西峰、峰山

 2月11日は祝日なので、ゆる山歩きをしました。といっても、実は久しぶりに長めのトレッキングで、ゆる山でも距離があればけっこう大変という。いや、仕事がたまっているので、自営業者は祝日も仕事だろう、とか、そんなことも思いましたが、いろいろ忙しくって山に行けていなかったので。
 ということで、今回は、相模原市の石老山、石砂山、峰山を縦走することにしました。
 元々、石砂山は行ってみたかったのだけれど、アクセスが悪くて、どうしようかな、と。でも地図を見ると、石老山を越えていけばいいということに気づきました。全体の行程は、6時間強、余裕を考えても、歩けないわけではないな、と。ということで、このルートになったということです。
 石老山は1年半前にも行っているのですが、今回は逆のルートで、顕現寺側から登ります。お寺までは、いろいろな岩があって、けっこう楽しませてくれます。割と滑りやすいので、登りがおすすめですね。
 お寺からの山道は、まあけっこうきついです。それに、500メートルを超えたあたり、北側斜面には雪が残っていて、滑ります。でも、こんなときのために、アイゼンを持ってきました。軽アイゼンで、装着に手間取ってしまいましたが、でもまあ、雪の上は気持ちよく歩けました。この日のピークは、石老山で、標高702メートル。山頂は雪に覆われていました。
 ここから、篠原に降ります。そこに、石砂山の登山口があるのです。でも、この下りがけっこう急で、落ち葉ですべります。雪はないので、アイゼンは外してしまいましたが、すべります。ちょっとうんざりです。
 車道に出て、集落の上り坂を歩いていくと、石砂山の登山口があります。なんで、こんな寒いときに石砂山って思うかもしれませんが、ヤマビルが多いので、温かいときに登るつもりはなかったので。もっとも、春のギフチョウのシーズンがこの山の一番いい時期でもあるんですけどね。ギフチョウの幼虫が食べるカンアオイの木が保護されています。
 途中までは、けっこう広い山道で、快適に歩けるのですが、山頂近くなると、長い階段の急登があり、しかも雪が残っていて、これはけっこうしんどかったです。しかも、アイゼンを使うほどではない、というか使わない方がいいという道ですから。体力が奪われます。石砂山は標高577メートル、高さだけならゆるいですね。
 山頂で軽く食事をしたあと、残るは峰山へ。でもその前に、もう一つの石砂山に。
 実は、石砂山は双耳峰で、山頂は東峰なのですが、西峰もあります。まずは東峰から急坂を下ります。下った後、道は左に曲がるのですが、曲がらずに直進して登っていくと、西峰があります。雪もなく、さして急な山でもないので、登りやすいです。でも、落ち葉がたまっていて下りは大変なんですけどね。西峰は標高572メートル。山頂の景色はいいけど、ベンチとかはないです。まあ、地図にない道を歩いているので。
 元の道に戻り、先に行くと、道がざれていて、足元注意です。まあ、坂ではないのが救いでしょうか。
 北側の道には雪が残っているところがあって、そこもまた足元注意、というか滑落しないように。まあ、そこは道幅に少し余裕があるからいいんですけど。
 再び車道に出てから、峰山の登山口へ。ここも途中までは快適な山道です。急な坂がなく、楽しくあるけました。でも、最後の300メートルは、再び急な階段。この階段、石砂山よりも長いです。ここまでけっこう歩いてきているので、脚の疲れもあります。
 峰山山頂には祠があり、ここでお参り。そして下山。再び急坂を下るのですが、雪ではなく、湿った土がよく滑ります。もはや、滑ることを前提にして降りていくしかありません。ここがこの日最大の難所かも。
 コースは、雪が残っているところもあれば、日向で雪がすっかりなくなっているところもあって、いろいろな景色が見られるっていうのはいいんですけどね。それと、コース全体に、祠とか道祖神とかいろいろあって、それもけっこうなごませてくれます。まあでも、雪だの滑るところだのざれてる場所もあって、まあ、疲れました。