天覚山、大高山、板屋の頭、スルギ、子の権現

4月1日、この日のゆる山は、飯能アルプスです。東吾野駅から天覚山を登り、さらに子の権現を目指すというルートです。
なんとなく、ヤマノススメであおいちゃんとここなちゃんが歩いたルートということで、歩いてみました。
結論から言うと、あまりゆるくなかったです。
まずは、東吾野駅下車。ユガテではなく天覚山に向かいます。って、ユガテって何ですか?
天覚山までは、登山口までの道標もあるし、最初はまあ、気持ちよくあるけます。この季節は、いろいろなスミレが咲いているので、道端に注目です。
途中、分岐点があるのですが、ここはあおいちゃんが歩いた沢沿いではなく、ここなちゃんが歩いた尾根ルートで。でも、意外にきつい坂でした。尾根道に出たと思っても、まだ急な登りが続きます。
でもまあ、1時間くらいで天覚山の山頂に。
今年はすでに山桜もさいていて、桜の花びらが舞う中での登山となり、これがなかなか素敵です。
ここから大高山まではちょっとあります。
景色としては、あまり楽しくないですね。植林の針葉樹林がメイン、つまり杉林なので、景観があまりよくないです。
大高山の山頂の標はちょっと地味です。
ここから一度、ルートを間違えて、テレビ埼玉の中継所に出てしまいました。いかんですね。引き返しで、元のルートへ。ここから、前坂を目指します。途中、車道をわたったりもしますが、そこからまた登り返すのはなんか、精神的にきますね。
で、前坂は地味な標識があって、軽いトレッキングであれば、ここから吾野駅に出るのですが、ここなちゃんは、せっかくなので子の権現まで足を延ばしましょうっていうので、目指すことにします。
前坂から子の権現までのルートは、地図ではちょっと荒れ気味とのことですが、まあたしかに、最初のピークの板屋の頭のあたり、急坂だし、ロープをたよりに岩を登る感じです。なぜか山頂には栃屋の頭と書いてあります。どっちが正しいのでしょうか。
このあたり、唯一遠くの山ががよく見えるのですが、北側に採石場があるせいです。
ルート全体が、アップダウンが多く、500mに満たない天覚山から600mちょいの子の権現まで、標高差はさほどないのに、累積にすると1000mを超えています。なかなかのものです。
この日は基本的にまき道を通っていったので、地味な高反山や大高沢入山の山頂こそ通過しましたが、六ツ石の頭とか久々戸山はパス。スルギとよばれる鞍部を通過し、子の権現へ。駐車場まででれば一安心です。
子の権現では、参道前のお店は閉店の準備。でも、手作りのまんじゅうはおいしかったです。茶色い皮のなかに粒あん。好みです。
子の権現は足腰の神様。巨大なわらじがあります。ということで、末永く山に登れますように。
奥の院もお参り、たぶんここが子の山のピーク、標高627mだと思うのだけど。
子の権現の隣、阿字山には、打木村治の文学碑があります。せっかくなので、そこも。
「子どもの騒ぎは雲のさわぐに似ている」とあります。
こういうの、全国の児童公園に置きたいですよね。いまどき、子供がうるさいって住民から苦情がくるくらいですから。昼間に子供がうるさいのは、いいことなんじゃないかな。
ということで、ここからは、下るだけ。車道を下るのかとおもいきや、わきの山道に、吾野駅への標識。つづれ織りの急坂を下り、集落を通過して駅まで、のんびりあるくのでした。けっこう距離がありましたが、サクラをはじめ、いろいろな花が咲いていて、ミツマタなんかもいい感じだったし、とまあそんな感じで、吾野駅に到着です。およそ7時間のトレッキングでした。トレイルランをしている人にはけっこうすれちがったな。
今回、名物のうどんを食べそこねたので、それは次回のお楽しみということにします。吾野駅から板屋の頭を通り、まき道は使わないというルートで、秋に行きたいと、今から思うのでした。