こちらつつじが丘野川どんぶらこ通信942

 おはようございます。

 急に暖かくなってきて、桜はあっというまに咲き始めました。

 ドンブラロスというのはあるのですが、キングオージャーが力が入りすぎていて、ちょっと気になっています。

 いろいろあって、忙しくなってしまい、「ドンブラについて語る」会というをしようと思っているのですが、のびのびになっていてすみません。

 

 新刊のほうは、初稿を戻したのですが、いろいろ修正があって、もうちょい時間がかかりそうです。追加で7ページ分、エッセイみたいなコラムを書かなきゃいけないし。

 その一方で、仕事の方は、いろいろとプランを立てなきゃいけなくなって、なんか忙しいです。大丈夫なのか? とか。

 まあ、そんなこんなで年度末です。

 

 山ですが、ゆるく丘陵を歩いてきました。

 2月25日には、神奈川県の曽我丘陵。JR御殿場線上大井駅からゆるく富士見塚ハイキングコースを登ります。丘の上の公園では、河津桜が満開で、なかなか。まあ、その前に、乗換駅の小田急新松田駅でもさくら祭りの看板が出ていて、山腹の河津桜は見えていたのですが。

 途中、ミカン畑もあり、シーズンが終わっているので、売り物にならない表面に傷についたミカンを安く売っていたので購入。

 さらに下曽我方面に歩いていくと、今度は梅まつり。山を下りて梅林の中を歩いて帰るのでした。

 

 3月11日には、東京都内の瑞穂町あたりにある六道山をゆるく歩いてきました。

 JR八高線箱根ヶ崎駅から、都立野山北・六道山公園の丘陵を歩くといったところです。広い都立公園ですが、アクセスが悪いので、あまり人はいないですね。この日は天気もよくって、気持ちよく歩けました。

 実はこの日のトレッキングの目的は、村山温泉かたくりの湯に行くことでした。4月1日から休業してしまうので、その前に入りたいな、と。これもエネルギー価格の高騰が原因です。

 帰りはバスで多摩モノレール上北台駅まで出たのですが、実はこの多摩モノレール箱根ヶ崎駅まで延伸される計画があります。開業は2035年ごろだそうですが、そうすると、この公園もアクセスしやすくなっていいですね。楽しみです。

 

 最近どんな本を読んでいるのか、といえば。

 ヴォンダ・マッキンタイアの「夢の蛇」(サンリオSF文庫)をいまさらながら読みました。ル=グゥインが「私と言葉たち」というエッセイ集の中で評価しいたのがきっかけ。いろいろと不満もあるけれど、開かれたヒロインの姿はいいなあと思うのでした。

 

 齋藤なずなの「ぼっち死の館」(小学館)は、URのような団地が舞台。高齢者世帯がたくさんあって、孤独死もするけれど、それまでは自分らしく生きていればいいんじゃないか、と。作者自身がモデルの高齢なマンガ家も登場します。彼女も団地の住人。

 近藤ようこツイッターで紹介していたのだけれど、確かに高齢者自身が高齢者のマンガを描くというのは、なんかすごいな、と。けっこうリアルです。

 

 ぺとすの「亜人ちゃんは語りたい」(講談社)が完結。亜人をマイノリティって置き換えると、よくわかる作品です。亜人というのは、吸血鬼や雪女といった要素をちょっと持った人間、ということなのですが、だからといって差別される理由はないし、いろいろ苦労もあるけれど、普通の人間です。その苦労くらい、語りたいものです。

 後半は、亜人を支える生物教師と、サキュバス亜人の数学教師のラブストーリーもからんできて、なんかほんわりとします。

 

 ところで、今月に母が亡くなりました。28年間人工透析をしていたし、2011年には余命1年と言われ、心臓にペースメーカーを埋め込んで、しぶとく生きてきたのですが。

 さすがに、身体も弱ってくると、夢に母親(ぼくにとっての母方の祖母)が出てきて、でも「まだこっちにくるな」って追い返されるとか、話していましたが。

 葬儀のあと、本人の希望で献体したので、火葬場にはいきませんでした。2年半後にお骨になって帰ってくるということです。3回忌でもお骨はないですね。

 そんなわけで、実はあまり実感がなくって、ちょっと旅に出ているっていう感じです。悲しいというよりさびしいっていったところです。

 イヴ・コゾフスキー・セジウィックではないですが、すべてを忘れて転生していくのかもしれません。