オーパーク越生

昨日12月28日は、今年最後のトレッキングということで、埼玉県の越生にある大高取山を歩いてきました。
めずらしくメンバーは大学時代の友人、ぼくを含めて還暦男が4人という。なぜかみんな学部はちがうけど理系で、岩石や化学的な話などをしつつのトレッキングです。
そこから下山した先にあるのが、アウトドア系のレジャー施設、オーパーク越生です。
ここは日帰り入浴もできるのです。900円くらいかな。
プールもあって、更衣室は共用。うっかり裸でプールに行ってしまいそうになります。いや、気づけよ、そこ。
 スーパー銭湯ではないので、浴室のスペックはさほどではなく、大きな内湯と露天野岩風呂があるだけです。でも、内湯のほどよい湯加減も、露天風呂のやや熱めというのも、なかなかいいです。山の近くの露天なのに、山が見えないというのはちょっと残念ではありますが、でも、空が見えるだけでも満足です。
この日はゆる山なので、さほど疲労はないのですが、ゆっくりあたたまり、湯上りはクラフトビールです。ここから越生駅まで歩いても30分。ゆったりとした1日でした。

金春湯(ひさしぶり)

12月27日、会社を退職するのだけど、最終出勤日の帰りに立ち寄ったのが、銀座の金春湯です。
ツイッターで、クリスマス終わったので、正月モードになっている、というのがアップされていたので、行ってみました。
たしかに正月モードです。入口にはうさぎ。
ということで玄関から男湯へ。
番台で入浴料を払うと、干支石鹸をいただきました。葛飾区では毎年朝湯でもらっていたのですが、早めにいただけて、ラッキーです。
 浴室はこじんまりしているけど、深めの浴槽。わずかに高い温度のお湯がたっぷり。上には、昨年描かれた赤富士がそびえています。その下、美しい錦鯉のタイル。
なんか年末の銀座ですが、ここはのんびりしたものです。

こちらつつじヶ丘野川どんぶらこ通信939

 こんにちは。

 

 年末であわただしいですね。ぼくはといえば、今年末で退職し、次は何をするのか、いろいろ考えているところです。フリーランスに戻るのか、サラリーマンを続けるのか、どうなのでしょうか。とはいえ、まずは脱炭素をテーマとした本の執筆を進めています。

 3月には出版したいというのが出版社の意向なのですが、すみません、原稿、まだ3分の2です。

 

 今回も業務連絡。

 ちょっと遅くなってしまったのだけれど、12月12日に発売された「週刊エコノミスト」に記事を書きました。来年の再エネビジネスについてですが、バックナンバーがおいてある大きな書店があったら、見てやってください。

 

前回から時間があいたので、その間、アウトドアしていました。本の原稿はどうなるんだ、とか言われそうですが、休日は休日です。

11月末の日曜日には、陣馬山から高尾山への縦走。年に一度はここを歩くのですが、今回のテーマは紅葉です。高尾山の紅葉はそれなりに有名ですが、人の少ない奥高尾の紅葉を堪能したいということでした。実際、なかなか美しかったです。

 

12月3日土曜日には、表丹沢。ヤビツ峠から塔の台経由で二の塔、三の塔、烏尾山などを経由して塔ヶ岳へ。ここも年に一度は歩くコースですが、一二月ともなると人が少なくて(それでも多かったけど)、鎖場の渋滞とかもなくていいですね。紅葉は上の方はすっかりおわっていて、葉を落とした明るい森の中を歩くというのも気持ち良かったです。

ただ、けっこう風が強くて、寒いのと、やせ尾根で風をあおられるのはどうか、といったところでしょうか。

紅葉については、大倉尾根の下の方にカエデの植林があって、ここはなかなか目を楽しませてくれました。以前、春に歩いた時から目を付けていたので。大倉尾根って、見るところがないストイックな登山道だけれども、紅葉は美しいです。

 

12月24日には、ゆる山に行こうということで、鎌倉の源氏山から大仏ハイキングコースを歩き、途中、知られざる山である桔梗山113メートルにも上りました。これがこの日のピークですから、低いですね。

 

ついでに、12月10日には、根府川にある米神漁港で釣りをしてきました。残念なことに、ベラがたくさん釣れました。アカハタやキジハタが釣れるといいなあと思っていったのに。でもまあ、ベラはベラで、三枚におろしててんぷらでおいしくいただきました。ベラといっても、6種類は釣れましたからね、ベラだけで五目釣りです。

 

ということで、12月28日には生越でトレッキングをしてきます。これが今年最後かな。越生駅10時集合で、大高鳥山を目指します。ご関心あるかたはぜひ、一緒に。

 

 12月はあまり新しい本は読んでいなくて、再読が多かったのですが。

 樋口ヒロユキ著「恐怖の美学」(アトリエサード)は、著者はSUNABAギャラリーの経営者なのに、美術の紹介が少ないという、ということはさておいて、中岡俊哉の心霊写真シリーズとか矢追純一のUFOとか五島勉ノストラダムスの大予言シリーズとか、B級の恐怖あたりまで引っ張りだして、やたらなつかしかったり。寺山修二に萩尾望都筒井康隆高原英理など。たしかに悪霊にたたられたりしたらこわいけど、実際には交通事故とかのがはるかに怖い、はず。好き好んでホラー映画を観に行くし。

 恐怖を感じるのは、けっこう人にとって大切な能力なのではないか、というのが樋口の主張。それがあるから、危険を回避できる。という文脈で、恐怖を別の面から示してくれる。恐怖を感じることは、日常的に必要なのかも。

 おもしろかったです。

 

 水木しげる著「総員玉砕せよ!」(講談社文庫)は、その意味では恐怖が失われた世界の怖さなのかもしれません。第二次世界大戦、舞台はニューギニア。島に上陸するものの、食料は十分になく、まともに米軍と戦闘できない状態の中、結局は捨て石になっていく。戦う以前に生き残れない状況の中で、恐怖はどこかで壊れている、日常に死がある状態。

 という中から、現実の水木しげるは生還したのだけれど、だからこそ樋口の指摘する恐怖を取り戻すことの重要さを知っているのかもしれない。

 そんなふうに思いました。

 

 なんとなく、ニール・サイモンの喜劇が読みたくなって、「サンシャイン・ボーイズ」と「ビロクシー・ブルース」(いずれもハヤカワ演劇文庫)を読みました。予定調和のようなハッピーエンドが待っているというものではない、というのは「おかしな二人」もそうなのですが、軽妙なギャグのやりとりは鉄板だし。「サンシャイン・ボーイズ」の老コメディアンは結局は舞台に復帰しないけれども、まあ、それはそうだよな、と思えてしまいます。「ビロクシー・ブルース」が新兵が教練を受ける施設での話。こうやって兵士がつくられる。不条理なことを、喜劇として見せてくれる一方で、その不条理さがどっかで恐怖を壊す。

 戦争の中で恐怖を感じることが壊された風景というのは、そういえば伊藤計劃の「虐殺器官」で読んだっけな。

 

 それはそれとして、ニール・サイモンのビターな喜劇は、時代を超えて演じられてもいい作品だと思いました。

 

 とまあそんなところで、良いお年を。

 

源氏山、葛原岡神社、銭洗弁財天、佐助稲荷、桔梗山、鎌倉大仏、長谷観音、稲村ケ崎

12月24日土曜日のゆる山トレッキングは、趣向を変えて鎌倉の源氏山に上りました。まあ、そういうのもいいかな、と。ゆるいですけど。
ということで、鎌倉駅からスタート。途中、辰己神社とか八坂神社をおまいりし、北条政子源実朝のお墓のある寿福寺も。
さらに歩いて源氏山公園に登る化粧坂を目指します。いや、別のルートもあるのだけど、ちょっと山道っぽいということで。すべりそうな坂をちょっと上ると、源氏山公園の尾根筋。左にまがるとすぐに山頂近くの広場。源頼朝の像がたっています。
広場からトイレの方に行くとその裏に上りの階段。その先が、おそらく源氏山の山頂、標高93mです。なかなか低いですね。予定では、ここがピーク。
ここでおにぎりを食べた後、次に向かったのが、同じ源氏山公園にある葛原岡神社。ここもなんかのんびりした感じで、縁結びの神様ということなので、クライアントと縁を結んでほしいといったところです。いや、仕事は忘れよう。
この神社で買ったのが、御利益ありそうなおせんべい。1枚100円なんだけど、お金を置いてボタンを押すと猫が出てきてお金を回収する。なかなかかわいいです。
そのあと向かったのが、大仏ハイキングコースを少しはずれて、銭洗弁財天。マネーロンダリングの神様ですね。坂を降りて、トンネルをくぐると神社があります。ここで、キャッシュカード兼クレジットカードを洗浄。キャッシュレスの時代ですからね。さらにご利益あるように、弁天饅頭をいただきました。ふかしたてでおいしかったです。
さらにその先まで歩いて下っていくと、佐助稲荷神社。伏見稲荷ほどではないにせよ、赤い鳥居が並んでいます。あちこちきつねだらけです。
お参りのあとは、道を戻って、再び大仏ハイキングコースへ。ここからは、ちょっと山道が続きます。あまりアップダウンもなく、常緑広葉樹林の中を歩きます。途中、脇道にそれて、桔梗山の山頂へ。ここは標高113m、源氏山よりも高いですね。予定外だったけど、結局はここがこの日のピークになりました。
大仏ハイキングコースは最後は急坂の階段。ここを下ると、山道はおしまい。
大仏ハイキングコースなので、大仏の拝観もしてきました。ついでに長谷観音もお参りし、最後は稲村ケ崎へ。ここにあるのが、稲村ケ崎温泉。新しい建物のわりには、のんびりした感じで、海と富士山を見つつ、入浴してきました。ペンキ画でもタイル画でもないリアルな富士山を見ながらの入浴はなかなか贅沢だと思うのでした。

米神漁港

ちょっと前になるのだけど、前々から気になっていた根府川の米神漁港で釣りをしてきました。根府川駅から歩いて20分くらい。漁港としてはもう使われていないらしいけど、足場があるので釣りしやすそうでした。
人もそれなりに出ていました。メジナ狙いの人から、ゴロタのハタなんかを狙っている人や、ウミタナゴにねらいを変えた人など。
というわけで、ぼくは港の内側に投げてみました。
ベラがたくさん釣れました。アカハタとかキジハタとか釣れるといいなあと思っていたのですが、ベラです。
種類は、わりとおいしいキュウセンもいるのですが、その他にホンベラ、ホシササノハベラ、アカササノハベラ、ニシキベラ、オトメベラといったところです。いろんなベラがいるものです。
 ゴロタなので、けっこう根がかりも多いのですが、とにかくベラをたくさん釣りました。
フグ以外は持ちかえって食べるということで、大きいキュウセンだけ塩焼きにして、残りは三枚におろしててんぷらです。白身魚の天ぷらで、おいしくいただきました。

稲村ケ崎温泉

12月24日のスーパーではないかもしれない銭湯は、稲村ケ崎温泉でした。
この日はゆる山歩きということで、鎌倉の源氏山から大仏ハイキングコースを歩いてきました。
そのあと、さらに歩いて稲村ケ崎へ。そこにあるのが、この稲村ケ崎温泉です。
ということで、早速入浴。1500円は少し高いかな、と思ったけど、とりあえず2階の男湯へ。
小さなサウナもあるけど、それなりに大きな浴槽に黒湯というのがなんかいいです。窓からは稲村ケ崎の海や江ノ島も見えるのですが、さらにその向こうに富士山が見えます。リアル富士山です。ペンキ画でもタイル画でもないのです。
決して広い浴場ではないし、露天風呂もなんちゃってだし、ということを差し引いても、このロケーションでの入浴には、価値があったかな、と思うのでした。
説明によると、黒いのは鉄分だとか。そして鉄分に少し砂金も混じっているかもしれない、とか。黄金の湯ですか。
お湯の温度は適温で、ゆる山歩きで疲れた足を癒してくれました。
入浴後はごろねスペースでちょっと休んでから。
まったりとしたあとは、江ノ電で帰るのでした。

大門湯(久しぶり)

日曜日、12月11日に行った銭湯は、都電東尾久3丁目駅近くの大門湯でした。
この日は実家に行ったので、その帰り、日暮里舎人ライナーの熊の前駅で下車、ちょっと歩きました。
見た目も中もこれぞ昭和の銭湯、という感じです。
前回行ったのは、8年前でした。ここも久しぶりですね。
ということで男湯の入口を入り、番台でおかみさんに入浴料を支払い、荒川区スタンプラリーのスタンプを押していただきました。で、スタンプが4つたまったので、タオルをいただきました。どこから来たのか、とかアンケートに答えるのです。
で、ついでに女将さん、もう1枚台紙を持っていきなさい、といって、渡されました。スタンプラリーの期間は長いんだから、とのこと。これで3枚目の台紙です。
タオルはかばんにしまい、入浴セットを出して浴室へ。
前回来たときは、早川絵師の大歩危のペンキ画でしたが、現在はおそらく田中絵師の明るい富士山。
何がいいって白湯の浴槽が広くとってあって、手足をのばせるのが素敵です。まったりします。そこから見上げる富士山はいいものです。
薬湯はというと、レモン湯。二つに切ったレモンが浮いています。思わずレモンをしぼりたくなります。でもいい香りですよね。レモン湯のほうが、ちょっと温度が低めかな。
とまあそんな感じで、気持ちよくあたたまりました。
帰りは、都電沿いに町屋駅まで歩いたのですが、こっちはちょっと距離があったかな。