日連アルプス

 11月18日のゆる山トレッキングは、相模原市の藤野にある日連アルプスでした。「にちれん」ではなく「ひづれ」と読みます。標高460mでマックスというゆる山が連なっています。しかも、マイナーなコースなので、あまり人もいなくていいなあ、と思い、その分紅葉はそれほど期待はしないけど、でもまあ、秋の明るくなった山を歩くのはいいかも、くらいで。それと、最近、藤野の南側の山はヤマビルが出るということで、寒くなったこの季節に登る、というのもあります。
 JR中央本線藤野駅から、まずは車道を下っていきます。途中、日連大橋を渡り、途中のローソンで食糧とお茶を調達。さらに車道を登っていくと、赤い鳥居。ここが登山口になります。
 鳥居があるのは、金剛山という山が神社になっているから。ふもとの祠にお参りをして登山開始。そこそこの急登ではありますが、それ以上にしめった落ち葉が滑りそうで、ちょっといやですね。でも、途中に、〇丁目という石の道標があって、参道らしいというのもあるけど、なんか励まされます。何丁目まであるのか知らないけど。
 30分ほど登ると、最初の山である金剛山に到着。小さいけど、これが金剛山神社ですね。ご神体は、栃木県の鹿沼にある古峰神社から分けられたものだとか。古峰神社、50年前に行ったなあ。
 ここには、ボタンがあります。一人一回ずつ押してください、とのこと。ここにくる人数を数えているのだとか。数字は700を超えていました。いつから700人なのだろう。
 ここを下って、登り返すと、分岐点。峯、そして八坂山に行く道があります。峯まで1分、その先の八坂山までもちょっとの距離です。ということで、まずはそっち。途中、八坂山から引き返してくるグループとすれちがいます。
 峯は標高420m、見晴らしがとてもいいところです。そこでちょっと休憩。その先、八坂山標高423mですが、見晴らしはないので、すぐに引き返し、元のルートに戻ります。
 ここから20分くらい歩くと、杉峠、ここにもテーブルとベンチ。日連アルプスは道標は少ない割に、こうした休息できる場所がところどころあって、ちょっと助かります。
 この杉峠も分岐点で、ここから30分ほど歩くと、この日のピーク、鉢岡山に行きます。この、鉢岡山との往復は、車も通れるような広い山道が続くので、かなり快適に歩けます。ちょっと上ったら危ないような展望台があり、さらに行くと、車が捨てられています。ここまで走ってきて、こけたので、放置された、のでしょうか。
 鉢岡山は標高460m、烽火台跡地だそうです。山頂はけっこう広いのに、ここにはテーブルもベンチもありません。あるのは発電機。いや、ここにこそベンチは欲しいぞ。
 ここから杉峠まで戻り、元のルートを歩きます。ここから30分くらいは、気持ちのいい尾根歩きで、ところどころ見晴らしもいいです。風が冷たいんですけどね。
 日連山でお昼。ここにはテーブルもベンチもあるので、ちょっと寒いのを我慢して。でもまあ、温かいカップスープもあるし。
 日連山から5分で最後の宝山に到着。ここにもテーブルとベンチはあるのですが、先行登山者が食事中。これを予想していたので、日連山でお昼にしたというわけです。
 このあと、最後で最大の難所、ロープにつかまって降りる急坂があります。でもこれをどうにかクリア。降りた先、左が藤野駅方面、右が行き止まりなのですが、まずは右に。そこに、小さな石仏があるのでお参り。
 ここから先は、ちょっと崩落ぎみのところもあるので、足元注意でいきます。とまあ、そんな感じで無事下山です。いや、実は最後、道を間違えて、下山場所を通り過ぎてしまったのだけれど。
 ここから、バス停のある道まで、のんびりと歩くのですが、途中の野菜販売所で里芋などを購入。これは夜のおでんに入れられます。
 追分バス停から、駅とは反対方向のやまなみ温泉に行き、疲れを癒したのでした。