石楯山、金剛山、京塚山、芸術の道

 昨日、5月5日こどもの日は、神奈川県相模原市藤野町のゆる山をトレッキングしてきました。先週はゆるくなかったので、今週はゆるくいくということです。
スタート地点はJR中央線藤野駅。電車にはたくさんのハイカーがいましたが、たぶん、ほとんどは陣馬山方面に向かったのでしょう。ぼくは南側の山を目指します。
相模湖にかかる弁天橋を渡り、車道を歩いていくと、石楯尾神社があります。ここまでで結構歩くんですねどね。ここでお参り。末社もたくさんあります。神様のデパートですね。大黒様に五穀豊穣をお祈りしておきます。
ここからすぐに、石楯山登山口。ヤマツツジがたくさん生えていますが、もうほとんど花は咲いていません。それでも、日当たりがいいけど風も気持ちのいい山道を歩いていくと、展望台があります。このちょっと後ろが、標高270mの石楯山で、幸せの鐘があります。せっかくなので、幸せになることを祈りつつ、鐘をたたいてきました。
ここからさらに小ピークを越えて、名倉峠に出ると、再び車道です。
この車道、芸術の道といいます。左手にはシュタイナー学園があり、そこを通り過ぎると、芸術作品が登場します。どんな作品かは、写真の通りですが、印象的なのは、遠く山の中腹に目があるという作品。なんだか、ASIAのセカンドアルバム「アルファ」でのロジャー・ディーンのイラストを思い出させます。
さらに歩くと、葛原神社があります。ここも末社が多いですね。さらに奥までいくと、そこにも芸術作品が。そして、そこから降りると、金剛山に至る農道があります。
金剛山の登山口には、ヤマビル注意の案内。もう暖かいので、ヤマビルが活動する時期なのです。でも、この日は比較的からっとしているし、金剛山も湿ったところは少なそう。ということではありますが、もちろんここはヤマビルファイターを靴にふきかけておきます。落ち葉がたまっているところはなるべく避けてあるきます。
ということで、ここはちょっと大変でしたが、標高450mの金剛山に到着。実は金剛山はこのあたりに他にもあって、まぎらわしいです。
金剛山の先に、ちょっと下っていくと見晴台があり、そこで昼食。山全体がほぼ落葉広葉樹なので、新緑がもうちょい先という初春とか深い秋がいいのかな。その時期だったらヤマビルも出ないし。
下りは、足元が危ないです。落ち葉がたくさん積もっているのですべります。注意して下っていくと、再び車道。
芸術の道に戻ったわけで、再び芸術作品を鑑賞しながら歩きます。
途中に高倉山登山口がありますが、今回はこの山はパス。案内板には、ヤマビル注意、どころか、ヤマビル大量発生中とあります。さすがにそこは登りたくないです。なんか、気持ちよさそうな緩やかな道なんですけどね。いずれ、寒くなったら登ってみますか。
車道を歩き、途中から遊歩道に入り、その先には京塚山の登山口。ここから再び登山。
京塚山は標高365m。祠があります。
ここまでくれば、あとは下るだけ。
前日、NHKのBSプレミアムで「日本百名山」を見たのですが、他の登山者がまったくいないのをいいことに、英彦山を登る修験者みたいに、「さんげー、さんげー、六根清浄」などと経を唱えながら歩いてみました。これで少しは清められたでしょうか。
ちなみに、「どっこいしょ」というのは「六根清浄」がなまったものだそうです。
途中、古峰山を通過したはずですが、わかりませんでした。途中の祠がそうだったのかな。
下山のあとは、駅に向かうだけです。
ところで、今回のトレッキング、藤野駅から南西の山の中腹に巨大なラブレターが見えるので、近くまで行ってみたかったのですが、そこに至る道はみつかりませんでした。愛は遠くにあるようです。