西丹沢ビジターセンター、ゴーラ沢出合、檜洞丸、犬越路

4月29日、久しぶりにちょっとゆるくない山に登る、ということで、丹沢の檜洞丸に行ってきました。
今回は、友人KのテスラのモデルYで行くということで、友人Sとともに、調布駅で待ち合わせ。高速道路ではテスラの自動運転を体感しながら楽しく乗っていました。
まあ、友人Kとの約束で、テスラで山に行くということだったので、ならば自動車のほうがアクセスしやすく、登るところに降りてくる山ということで、檜洞丸にしました。
以前、このメンバーで、ヤビツ峠から塔ヶ岳までの表丹沢縦走をしているので、同じレベルの山というセレクトもあります。
ということで、予想通り、公共の駐車場は満車なのですが、渓流釣りとか釣り堀もやっているところの駐車場を利用。1000円でした。
そこから西丹沢ビジターセンターに戻り、トイレを済ませてからスタート。登山口の手前には山の神があるので、無事を祈願。
いちおうヤマビル対策も。でも、檜洞丸のあたりはヤマビルはほとんどいないらしいのですが。
しばらくはなだらかな道を歩きます。しかし、スタート地点との標高差は1060m。4.8kmの距離なので、急な坂が予想されます。
ゴーラ沢出会いで、距離としては3分の1。沢を渡ってから、登りが本格的になります。ぼくはけっこうへろへろと登っていました。友人Kは、ほぼトレイルランみたいな感じで、こんなゆっくりじゃ心拍数が上がらない、とばかりに、展望台まで先に行ってしまいます。40代と60代の差でしょうか。
展望台からは富士山が見えるのですが、この日は笠をかぶっていて、いまいち。
このルート、ツツジ新道というのですが、ミツバツツジがちょっとだけ咲いていました。標高が高いので、まだつぼみが多いのかな。
でもまあ、タチツボスミレをはじめ、ワチガイソウとかセイヨウユキワリソウといった小さな花が足元に咲いているので、けっこう楽しいです。ヤマザクラもまだ咲いていました。
ブナの林なのですが、まだ葉っぱが出ていなくて、ふもとは新緑がきれいなのですが、頂上付近はむしろ見晴らしがいいといったところでしょうか。
ツツジ新道は山頂近くなって岩棚山稜との合流点にですのですが、ここからなだらかな木道。まだ、花は咲いていないのですが、コバイケイソウの中を歩いていきます。ここだけはなかなかの別世界ですね。
木道を抜けると、もうすぐ檜洞丸の山頂です。ここで昼食をとり、帰りは犬越路ルートで下山。
ツツジ新道よりも道があれているので、自信のない方はツツジ新道を引き返すように、とのことですが、そこはかまわず、下り始めます。
確かに、ツツジ新道よりワイルドでした。なかなかの急坂を下りますし、登り返すところも少なくないし、はしごあり、くさりあり。大倉尾根の下りの単調さに比べると、こちらは気が抜けないです。でもまあ、レベルとすれば、表丹沢の急な下りと同じくらいかな。やせ尾根もあるけど、そこそこ幅はあるし。このルート、富士山がよく見えるらしいけど、この日はくもり、というかそんな余裕ないです。変な降り方すると、筋肉を傷めるし。
およそ2時間ちょっとで犬越路の避難小屋。ここからまた、沢沿いに急な下りがあって、なかなか大変です。
でもまあ、ある程度降りてしまえば、あとは河原をよこぎったりとかするくらい。気持ちよく歩いて、下山口まで。
友人Kは先に降りて、下山口まで車を移動させておくということで、友人Sとともに、ゆっくりと降りていきました。
お疲れさまでした。
このルート、もう少したつと、ブナの新緑が楽しめるし、コバイケイソウの花も咲くと思うので、これからの季節がいいかもしれません。
それにしても、水の消費量が多くなると思って、水筒を2本持って行ったのは、重かったかな。