こちら葛飾区水元公園前通信910

 こんばんは。

 

 9月ももうすぐ終わりますが。あっという間に涼しくなった気がします。

 

 今月からトレッキング再開です。

まず、丹沢から。

蓑毛→浅間山→高取山→念仏山鶴巻温泉 というルートです。

久しぶりなので、楽なルートにしました。登りは、ほぼ、蓑毛から浅間山までの標高差300mほど。あとは、ゆるやかな下り、のつもりでした。

まあ、あるきやすい場所は多いですが、ところどころ歩きにくい下りもあったりして。この季節、あまり花は咲いていないし、見るところは少ないのですが、キノコは少々、それにハクビシンに遭遇し、温泉にも入ったので、まあ、最初としてはいいかな、というところです。

 

 本は、まず菊池夏野の「ポストコロニアリズムジェンダー」(青弓社)。図書館で借りてきました。売ってないし。

 従軍慰安婦終戦後の沖縄の問題、そしてセックスワークに関する論争を取り上げています。菊池はセックスワークの是非については直接は語っていませんが、現在の議論には不備があると指摘しています。

 従軍慰安婦が強制だったかどうか、だけが問題なのではなく、米国に占領された沖縄において、セックスワークは強制ではなかったものの、女性がそうした仕事をせざるを得なかったという状況は問題である、と。そのことを、沖縄の風俗業の当時の状況を読み解きます。

 

 立岩真也の「家族性分業論前哨」(生活書院)は、上野千鶴子の主婦論争に触発されたもの。何となく、女性が家庭内労働に専従した方が、サラリーマンの生産性が上がるようなことが言われているが、決してそうではない、というのが立岩の見方。けっこう、性分業は非合理だという。まあ、そうかもしれない。

 

 9月は、2泊3日の北海道研修とか、そんなこともあって、あわただしく過ぎてしまいました。他にも読んだ本とか、あと、演劇も観るのを再開させたのだけど、その話もまたいずれ。

 

って書いているうちに、10月も終わりかけていますね。

 

 10月のトレッキングは、シダンゴ山でした。

 これは小田急新松田駅からバスで寄まで行き、そこからスタートです。

 丹沢はヤマビルが多いので、今回は、スパッツとヒル禁忌剤のヤマビルファイターを使用。結果として、被害を避けることができました。行く途中、犬をつれた人が引き返してきました。ヒルがいるからたいへんだよって。確かに、裸足の犬は、つらいですね。

 シダンゴ山は、マイナーな低山ですが、生物相もいまいちのところがあって。針葉樹の中を歩くのは、まあ、どうか、と。

とはいえ、頂上はけっこう見晴らしが良かったです。

 この日は、新しく整備されて復活した登山道を通って、タケ山にも向かいました。お昼はそこで食べようと思っていたのですが、タケ山の山頂は狭くて暗くて、座るところもないし。

 でも、このタケ山ルートの方が、広葉樹が多くて、歩くのは楽しかったです。

 帰りは、新松田駅近くにある公営の入浴施設へ。

 

 そのあとも、トレッキングの計画はあったのですが、雨でなかなか行けません。次は生藤山から陣馬高原に向かうコースを予定しています。そのあと、表丹沢の塔ヶ岳も。年末には渋沢丘陵もいいかな、とか、そんな感じです。

 

 最近、わりと楽しんで見ているのが、「無能なナナ」です。特殊な能力を持つ少年少女を離島に集めた学校があるのですが、そこでは人類の敵を倒すための教育が行われているという設定です。しかし、この少年少女がやがて人類の敵になると予想した政府は、彼らを殺害するため、この学校にナナという少女を送り込みます。ナナには特殊な能力はありません。無能です。

 少年少女はまだ何もしていません。何の罪もない少年少女を殺していくヒロインが主人公という、なかなか新鮮な設定ですね。

 

 演劇を観に行くことも復活したのですが、まあそれは別の機会に。いろいろ読んだ本もですね。

 

 最後に、業務連絡。

 トーキングヘッズ叢書のNo.84「悪の方程式」が刊行されました。今回も少しだけ書いています。ぜひともお買い求めくださいますよう、よろしくお願いいたします。

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