至仏山

9月20日―21日と、尾瀬に行ってきました。友人Sの案内で、至仏山に登るのが目的です。
ということで、20日はほぼ始発で尾瀬に。集合時刻は12時半、場所は鳩待峠。ですが、10時半についてしまったので、まずは、1時間ほど、アヤメ平方面を散策してみました。まあ、なにげに楽しい山道でした。
12時半に友人Sと合流。この日は、山の鼻小屋まで行けばいいのですが、せっかくなので、尾瀬ヶ原を散策。痛んだ木道と新しくなった木道のそれぞれを歩きながら。湿原の景色は、相変わらず気持ちいいです。それと、今年は人が少なかったですね。草紅葉の季節はまだだからなのかな。
途中で、黄色の派手な謎の毛虫も発見。
翌朝、至仏山に向かって7時前に出発。高低差800mは、まあそこそこ登るかな、といったところ。
蛇紋岩のすべりやすい岩ということでしたが、ほんとうにすべる岩でした。まあそこは慎重に。木道の部分も多かったのですが。
森林限界を超えたあたり、霧で尾瀬ヶ原を見ることはできなかったのですが、それはそれで別世界にきたみたいで、なかなか素敵です。高山植物の世界、多少は花も咲いていますが、地味な緑と茶色の世界でもあります。点在する岩は、なんだかモアイみたいです。
山の鼻側からの道は、登り専用なのですが、岩の斜面を降りるのは危ないので、下りは無理だよな、と感じました。しんどくても、登るしかないのです。
山頂はほぼ岩。でもまあ、座って昼食をとれるスペースくらいはあるのかな。わりとゆっくろめに登ったのですが、ちょっと脚にきたかな。まあ、大倉尾根や両神山よりは楽だという印象です。
涼しかったというのもありますね。
帰りは鳩待峠方面に降ります。途中、小至仏山を通過するのですが、これはほんとうに岩ばかりの頂上で、おちつく場所がありません。足場も悪く、友人Sはこれを回避。ぼくは登ってみましたけど。
ここを過ぎると、まずは岩の多い急斜面を降ります。これが森林限界まで続くのかな。その先、行程としては残り3分の2は、なだらかな下り坂で、楽しく歩けます。季節がら、キノコもちらほら。木道になっているところも多く、歩きやすい道です。
などという間に、鳩待峠に。
あとは、温泉に入って帰るだけ、といったところです。

f:id:tenshinokuma:20190921100059j:plain