臼杵山、市道山、刈寄山、今熊山

10月22日土曜日、今月二度目のトレッキングは武蔵五日市方面の戸倉三山です。日が短くならないうちに、ちょっと長めのトレッキングをしたいと思ったので、わりと地味なこのコースにしました。
戸倉三山は30年くらい前に登ったことがあって、そのときは思ったより長いコースだったことや、途中で猿に会ったことや、滑落しかけたことが記憶に残っているのですが。でも、臼杵山と今熊山のどっちから登ったのかも記憶になくって。まあ、いいんですけどね。
ということで、トレッキングは8時間を見ているので、早朝からのスタート。電車とバスをのりついで、臼杵山登山口に着いたのが、7時半でした。ウォーミングアップもなく、いきなり山道です。ここでバスを降りたのはぼく1人。みんな数馬方面に向かって行ったな。
臼杵山から登り始めたのは、ピークだから。臼杵山がもっとも高くて842m。低山ですが。ところどこと急坂もあるけれども、2時間の上りで山頂へ。ここまでくればあとは下りが多い、はず。早くもここで欧米系の2人組とすれ違う。今熊山から来たらしいけど、早いだろ。
 臼杵山には臼杵神社があって、この日の安全なトレッキングを祈願。
臼杵山から200mくらいの下りと上りがあって、1時間半で市道山に到着。ここが高さ795m。地味な山ではあるけど、思ったより杉林が少なく、二次林だと思うけど、落葉広葉樹の林になっていて、それなりに美しいなって思う。それと、足元にはけっこう栗のいがが落ちている。中味は入っていないけど。たぶん、秋が深まってくると、紅葉が美しい、かもしれない。でも、長いコースなので、日没が早い時期は、明るいうちに下山できないな。
ここから次の刈寄山まで、3時間近くある。途中の入山峠まで2時間半。まあ、ガイドブックの時間通りにきているので、3時半には下山できる見込み。ちょっと余裕があるかも、くらいで、小さなアップダウンのある山道を歩く。地味に体力が奪われますね。でも、秋の山は地面をザトウムシがひょこひょこ歩いているので、これはけっこう楽しい。
小さな峰がけっこうあって、でもメインルートはまき道になっているのだけど、峰を登る道も見えている。ということで、上れそうな峰は上ってみました。この2時間半の間に、ルート上なら鳥屋戸、栗ノ木沢の頭といったピークがあり、ピークをはずれて鉄塔の裏に登ってみると、弾左衛門の峰がある。鳥切場って標識にはあったけど、実際のその場所には小さく書いてあるだけのところで左手に折れて、さらにアップダウンで歩く。もうちょっと小ピークを攻めてもよかったかな、とも思ったけど、まき道のルートはそれはそれで気持ちよく歩けたので、まあいいか、と。
地味で見どころのない戸倉三山ではありますが、地味な花はけっこう咲いていて、それはそれで心がなごみます。
そんな感じで入山峠に到着。車道を渡って、今熊山と刈寄山の分岐へ。チェンソーの音が響く中、ここは森ではなく、ススキの原みたいな道を登っていきます。
臼杵山も市道山もいずれの山頂も狭くて、岩に座るくらいしかなかったけど、刈寄山高さ687mにはベンチもたくさんあり、あずまやもあって、お昼を食べるにはいいロケーションです。まあ、実際にはお腹が空いたので、市道山の山頂で岩に座ってお昼を食べていたんですけどね。
ここから分岐まで戻り、今熊山へ。ここも基本小さなアップダウンを繰り返しつつ、下っていく感じ。ピークを攻めてみると、山頂には豆蔵嵐山というプレート。どのピークにも名前があるっていうわけじゃないけど、こういうのに出会うと、メインルートから外れて得をした気持ちになります。
ということで、左手に石垣が見えると、そこを上り返して、今熊神社の本殿がある今熊山、高さ505m。今熊開運稲荷社もあって、両方にお参り。開運してほしいものです。お賽銭は下の神社であげればいい。
ということで、あと少し下れば、今熊神社の下社がある。というあたりで、山道は終了。予定時刻を少しオーバーしたけど、4時前には下山できたので、よかったよかったということで。
さらに車道を下り、八王子行のバスに乗車。こっちのが便利だとは思ったけど、電車代よりバス代のが高い。まあ、楽だからいいけどね。
それにしても、8時間のトレッキングは、久々に筋肉痛をもたらすのでした。