荻野高取山、華厳山、経ヶ岳

今年最初のトレッキングは、東丹沢の華厳山です。
仏果山の少し南にあって、ガイドブックではあまり取り上げられることはない低山です。でも、なんか、名前が名前だし、登ってみたくなりました。何より、東丹沢は晩秋から早春の間でないとヤマビルがいますからね。
ということで、夜明けの金町駅から常磐線、千代田線、小田急線ということで、本厚木まで。そこから半原行バスで上荻野まで。
バス停近くの浅間神社にお参りしてからスタート。
ここから登山口まで、けっこうあるのだけど、まあそれは問題ではない。むしろ、そこまでの道がゴルフ場内の道を通らなきゃいけないっていうこと。カートが走り回る中を歩いていくのだけど、なんかもう道に迷うしかないような感じです。ふつうの道ではなく、ゴルフ用の道も入り組んでいるし。迷いました。たぶん、一番の難所です。
山そのものは西山を守る会が案内版とか整備してくれていて、登山道に入れば、わりと快適です。最初に目指すのは、荻野高取山。この近くに別の高取山もあるので、区別しなきゃいけないですね。
冬なので、落葉していて明るいのはいいのだけど、落ち葉でちょっとすべりますね。
まあ、久々のトレッキングなので、ちょい、身体が重いです。
荻野高取山にのぼると、反対側から登ってくる人。そっちからというルートもあったか、と。
ここから20分くらいで、今回の目標の華厳山に到着。キノコでちょっと腐食した丸太のベンチがあるだけですが、ここでひとまず昼食。山頂では西山を守る会のひとがつくったマスクの無人販売とかもあります。
冬の山はさびしいものではありますが、霜柱をざくざくと踏みながら歩くのは気持ちいいし、ヤブツバキの花もあったりして、ちょっとこころがはごむところもあります。
華厳山から経ヶ岳までの道のりが、いちばんの難所でした。わりと急な下りと上り返しで、足元には注意です。あんまり歩きたくないルートですね。
経ヶ岳はガイドブックにもだいたいのっているメジャーな山なので、ここからはちょっと安心して歩けるかな。多少急な下りもあるけど、階段になっているし。経ヶ岳でも630mくらいで、ここが今日のピーク。ベンチもテーブルもあるので、ここでお昼にすればよかったな、とちょっと後悔もします。
少し下ると、経石という巨大な石が道をはばんでいます。そこはわきを通り抜けるのですが、なんでもこの石、弘法大師が穴にお経を納めたとか。それで、山も経ヶ岳。華厳山といい、仏教の世界ですね。
ここから半原越えまで下り、あとは林道で坂尻バス停まで1時間ちょっと。そこからバスで別所温泉入口まで向かい、お風呂に入ったのでした。いや、この別所の湯が、今回の真の目的なのでした。

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