天平尾根~サオラ峠~三条の湯

5月29日から30日、一泊で雲取山に登ってきました。前々から、登ってみたいと思っていました。東京都民として東京都の最高峰に登っておきたい、ということです。まあ、最近では「鬼滅の刃」ですか。
ということで、今回は、三条の湯に宿泊し、翌日雲取山を登った後、三峰神社側に降りるというルートです。
ということで、三条の湯という山小屋を予約したのですが、この時点で、後山林道が閉鎖されていて、サオラ峠をまわってきてください、ということだった。前日はゆっくり行けばいいと思って居たのに、そうではない、ということです。
ということで、29日は早めに出発、奥多摩駅9時台のバスで親川まで。そこから、天平尾根、サオラ峠経由で三条の湯に行くことにしました。ところで天平、「でんでいろ」と読みます。
サオラ峠には、丹波から行くルートもあるのですが、これは短いけど急坂とのことで、こっちを選択。
親川から登り始めると、すぐに廃屋に出会います。こんなところに住んでいる人がいたんだなあ、と。この廃屋まではちょっときびしい上りもありますが、全体としてはゆるやかな上りが続きます。そりゃまあ、3時間で900mの上りなので、ちょっとはしんどいところもないわけじゃないですが、カラマツ林や落葉広葉樹雨林の尾根はほんとうに美しく、気持ちよく歩けます。正直、天平尾根だけでも十分に歩く価値があります。
尾根はときどき、コースが不明確になりますが、広い尾根なので、何となく歩いていけばすぐにコースは見つかるし、寄り道もしちゃいます。
セミの声がずっと聞こえていて、でも種類はなんだろう。ニイニイゼミとかでしょうかね。真夏のアブラゼミやミンミンゼミとちがって、穏やかな声です。
とまあ、そんなわけで、ピークは丹波天平というあたり。丹波山というのがあるらしいけど、標識は見当たらず。標高は1400mくらいでしょうか。そこからサオラ峠に出て、三条の湯まではゆるやかな下りになります。
2時間ほど、山腹の林の中を歩くと、山小屋の赤い屋根が見えてきます。そこが三条の湯。午後3時過ぎには到着、温泉に入って、ゆっくりと過ごすのでした。
夕食前にもうひと風呂、かすかに硫黄の匂いがします。
日帰り入浴もやっています。温泉ファンとしては、ここに入浴するのも目的でした。
夕食は5時半くらい。シンプルですけど、チキンソーセージでタンパク質を補充です。
明日に備えて、早く寝ます。

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