ということで、三条の湯という山小屋を予約したのですが、この時点で、後山林道が閉鎖されていて、サオラ峠をまわってきてください、ということだった。前日はゆっくり行けばいいと思って居たのに、そうではない、ということです。
サオラ峠には、丹波から行くルートもあるのですが、これは短いけど急坂とのことで、こっちを選択。
親川から登り始めると、すぐに廃屋に出会います。こんなところに住んでいる人がいたんだなあ、と。この廃屋まではちょっときびしい上りもありますが、全体としてはゆるやかな上りが続きます。そりゃまあ、3時間で900mの上りなので、ちょっとはしんどいところもないわけじゃないですが、カラマツ林や落葉広葉樹雨林の尾根はほんとうに美しく、気持ちよく歩けます。正直、天平尾根だけでも十分に歩く価値があります。
尾根はときどき、コースが不明確になりますが、広い尾根なので、何となく歩いていけばすぐにコースは見つかるし、寄り道もしちゃいます。
とまあ、そんなわけで、ピークは丹波天平というあたり。丹波山というのがあるらしいけど、標識は見当たらず。標高は1400mくらいでしょうか。そこからサオラ峠に出て、三条の湯まではゆるやかな下りになります。
2時間ほど、山腹の林の中を歩くと、山小屋の赤い屋根が見えてきます。そこが三条の湯。午後3時過ぎには到着、温泉に入って、ゆっくりと過ごすのでした。
夕食前にもうひと風呂、かすかに硫黄の匂いがします。
日帰り入浴もやっています。温泉ファンとしては、ここに入浴するのも目的でした。
夕食は5時半くらい。シンプルですけど、チキンソーセージでタンパク質を補充です。
明日に備えて、早く寝ます。