高尾山の稲荷山コースにある神社。
それはそうと、水村美苗の「母の遺産」を読んでいる。娘と母親の物語なので、どうしても「東京プリズン」と重なってしまうのだけれど、ぜんぜんちがう話ではあるな。でも、面白いというは、構成がすごいというか、どういう家族なんだ、というか。水村はそもそも、未完の新聞小説「明暗」の続編を書いて作家デビューした。そして今回は未完の新聞小説「金色夜叉」を「ボヴァリー夫人」に重ねあわせつつ、新聞小説として書いている。ややこしいな。その間に書かれたのが、「私小説」と「本格小説」なんだよな。
ということで、オリンピックがはじまった。あまり興味がないのだけれども、これは、単純にスポーツに興味がないということではない。いろいろなスポーツの中継を見るのは楽しい。でも、押し付けられるような気持ちになるのがすごくやだ。それに、落ち着いて見る余裕がないということもあるな。
