映画クレヨンしんちゃん 超時空!嵐をよぶオラの花嫁

tenshinokuma2010-04-30

 昨日は昭和の日である。昭和天皇がいかに無責任だったか、ということを思い出すための休日である。
 まあ、昭和天皇1人が悪いということよりも、天皇制というものがいかに日本の中に無責任な権力体質を生み出してきてしまったのか、という問題はあるんだけれども。

 ということとは関係なく、映画クレヨンしんちゃんを息子と観てきた。大人になったしんちゃんが登場する、ということが話題なのだけれども、そういうこととは別に、意外に面白かった。ここ数年のしんちゃん映画が出来がイマイチだったことを考えると、語ることの多い映画になったと思う。
 未来のしんのすけが婚約者に過去から5歳のしんのすけを連れてきてもらい、ストーリーが動き出す。風間君たちの大人になったすがたも登場するし、ひろしとみさえとひまわりも登場する。とくにひろしとみさえの姿には、ちょっと心を動かされるものがある(大げさだな)。
 たぶん、そんなことでもないし、ストーリーだけじゃなく、未来は楽しければいい、という単純なメッセージが、逆に未来をつくる力になっていく、そんなことなんじゃないかって思う。現実は甘くないけど、だからどうなの?っていう。それでこそ、現在のしんのすけやぼーちゃんらが未来の自分に会う意味があるっていうものだ。
 とまあ、そのくらいは思わせてくれる。
 それにしても、けっこう笑わせてもらったな。

 今日は「ヤンキー君とメガネちゃん」と「警部補矢部謙三」を見なきゃ。