こちら葛飾区水元公園前通信759

tenshinokuma2010-01-21

 今年最初のこち水です。
 お正月はいかが過ごされたでしょうか。こちらは、毎年同じように過ごしています。

 大晦日の夜中にはしばられ地蔵・南蔵院に行き、そこで年を越したあと、ふるまい酒をいただきます。今年のマスもいただきました。
 残念だったのは、南蔵院元旦恒例の神楽を見られなかったこと。NHK−BSでの中継の関係で、時間がずれてしまったからです。でもまあいいか。
 2日には、これも恒例の七福神めぐり。今年は浅草名所七福神でした。東武鉄道浅草駅から隅田川にそって歩き、吉原をまわって合羽橋に出ます。そして浅草寺浅草神社で終わるルートで、9つの寺社をまわることになります。もちろん、浅草寺は混雑していて、これがネックなのですが、そこはよくしたもので、本堂とは別の場所で御朱印をいただけることになっています。そのことに気付くまでに、とても時間がかかったんですけどね。早く言って欲しかったな。
 神社では巫女さんが書いてくれたのですが、巫女のバイトも字が上手じゃないとだめなんですね、などと鷲神社では思ったものでした。
 3日にも七福神めぐりをしてしまいました。亀戸七福神で、こちらは6つの寺社をまわる、短いコース。ついでに亀戸天神にもおまいりしてきました。
 これだけ七福神めぐりをしたのだから、ご利益があるといいんですけどね。

 そんなわけで、新年早々、釣りも行きました。場所は、最近気に入っている、横須賀の大津港。1月11日の海は、魚がいませんでした。この場所で、いちばん釣れなかった日です。カサゴのような魚とナマコをそれぞれ1匹ずつ。でも、それだけではなかったのです。あまりに釣れないので、港で海中のカニを見ていた息子は、そのまま海に落ちてくれました。すぐに引き上げてもらったものの、着替えは近くのドンキで大人ものの衣料を買うしかなく、さんざんでした。息子はしばらくは海がこわいと言ってました。まあ、無事で何より、これからは気をつけてくれることでしょう。
 かみさんによると、亀戸七福神の恵比寿様に泥水をかけていたので、ばちがあたったのではないかということでした。恵比寿といえば釣りの神様、じゃないけど、鯛を釣っている神様ですからね。

 もちろん、こんなことでくじけるわけではなく、来月も釣りを考えています。葉山か海辺つり公園がいいなって思っています。この時期は、アイナメカサゴメバルですね。まあ、ナマコでもいいんですけど。

 今は、東浩紀の「クォンタム・ファミリーズ」(新潮社)を読んでいます。あと90ページ。量子力学での1つの説として、平行宇宙というものがあって、粒子の行動のさまざまな可能性ごとに平行宇宙に分岐するっていうものなんだけれども、それはこの小説の中では、かつてあった過去とかつてあったかもしれない過去という世界になる。そして人は、あったかもしれないということもその中に含む。それが量子力学における存在。平行宇宙ということでは、村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」が背景になるけれど、東の年齢は当時の村上の年齢に近いということがある。平行世界とは、テロがあった世界となかった世界、といえばいいか。インナースペースにある平行宇宙ということでは、バラードを思わせる。あるいは、ディックでもいい。とまあ、東の趣味と問題意識が全開なんだけど、どうかな。村上もバラードは嫌いじゃなかったと記憶している。とにかく、最後まで読まなきゃ。ね。

 徳弘正也の「ふぐマン4」だけれど、帯にはスーパージャンプでの連載は人気が高いのに、コミックスは売れないとか。雑誌で読んでおもしろいマンガとコミックスで読みたいマンガって違うんだろうな。それと、主人公の精液にテトロドトキシンが含まれていて、生きている女性相手に射精できないという設定が、読者にカタルシスを与えないんだろうなあって思った。

 いまさらだけど、最近は息子とともに、「ボボボーボ・ボーボボ」を読んでいる。やはりこのアナーキーさは、きちんと評価されるべきだ。
 ついでに、「けいおん」も3巻まで読んだ。ぼくも楽器を買おうかな、と思ったりもする。

 ということで、今年も年明け早々忙しくって、マクドテキサスバーガーを食べながら原稿を書いたりしているのでした。これって、身体に良くないですよね。

 そうそう、写真は千住の学園通りです。イルミネーションとして、なかなか個性的でしょ。