関東・栃木レモン牛乳

tenshinokuma2009-12-04

 テレビで見て、気になっていた飲み物なのだけれど、愛宕山成城石井で発見。栃木県には縁がある、というかぼくの両親の出身地なんだけど、これは知らなかった。で、飲んでみた。いちご牛乳のレモン版といったとこか。というか、レモンケーキを思い出すな。すっぱくない。なかなか、意味不明のローカルさを感じさせる。

 人民元は自由化するか?ということが、気になっていて、昨日は笹川平和財団主催の公開シンポジウム「新たな国際金融枠組みに向けた日中協力」に参加した。
 ぼくの関心は、環境エネルギー、ではなく、人民元がいつドルペッグ制を放棄するかということ。
 現在、ドル安が一方的に進んでいるけれど、人民元とドルの為替レートが変わらないから、人民元も安くなってしまう。これは均衡を欠いているといえる。ある意味、不当に安い人民元が、中国を新しい市場として海外から参入してくることを拒んでいるともいえる、そう考えている。本質的にはもっと人民元が高いはずだし、そうであれば、中国の労働力も高くなる。そうしたバランスが、日本の雇用にも影響するはずだ。
 さて、ではどうなのか。
 国家外貨管理局局長の劉光渓氏。「30年前は外貨不足だったので、輸入を増やし、投資を呼び込んだ。90年代に外貨不足は解消された。その後、アジア通貨危機では人民元の切り下げをせず、アメリカとのペッグを実施。WTO加盟で輸出が増えた。ただし、資本流出も起きた。ということで現在、人民元は安いという評価。とはいえ、貿易はバランスのとれたものにし、外貨政策も同様、海外への投資も重要視するようになっている。人民元の自由化は歴史の趨勢。人民の所得は増えているし。けれど、ハードルは高いし、リスクもある」
 ということで結論、自由化はいずれするとしても、タイムテーブルはない。
 中国人民銀行研究局副局長の易誠氏。「日本のバブル以前からの金利コントロールについて、現在の我々と似ている。いずれにしろ、完全に自由化される。でも、順序は守らないと」
 キャノングローバル戦略研究所瀬口清之研究主幹のコメント。「日本は1980年代、金融自由化の順序をまちがえた失敗がある。プラザ合意で急激な円高となり、これを緩和するためにバブル経済につながっていった。仮説として、70年代からゆるやかな円高にしていれば良かったのか」
 ということで、みんな、人民元の自由化はわかっているけど、でも、いつになるんだろうね、ということになる。
 順序って言うけれど、だらだらしていたら、急激な人民元高になるんじゃないのかな? とも思った。
 それでも、ドルペッグを維持し、一方でアメリカはドル安を容認していくとしたら、そこには何があるのか?みんな口裏を合わせるように、ドルは今後も基軸通貨だって言うけれども。
 このことは、日本への悪影響がものすごく大きいと思うんだけどな。米中の間で、円だけが一方的に高いんだからね。