サブプライムローン・金融危機の疑問

 サブプライムローンの破綻に端を発した金融危機は、かなり深刻なことになっている。

 でも、実は疑問に思っていることがある。誰か教えて欲しい。

 どういうことかというと、アメリカ経済で金余りの状態にあったとき、投資先が必要だったと理解している。それが、原油先物に流れれば、原油価格の高騰につながる。
 同じように、サブプライムローンという商品を開発し、そこに投資してきたという。
 サブプライムローンが問題なのであれば、じゃあ余ったお金はどうすれば良かったのか、というのが疑問なのだ。

 もちろん、そうであっても、金利が上がれば破綻するのはわかっていただろうし、そうしたリスクを証券化して埋め込んでいってしまったということは、責められるべきなのだろうけれども。

 日本のバブルでは、土地にお金が流れ込んでしまったと思っているし、さらに株式にも流れて、株価が高騰したけれども、それが会社の価値を反映していなかった、あるいは土地の実質的な価値を反映していなかったということは指摘できる。そうであっても、そこに投資しないことには、短期的な利益を得ることができなかったのではないか、と思うのだ。

 ということは、金融危機が起こるということは、実は資本主義経済の構造的欠陥ではないのか、とも思うのだけど、どうなのだろう。