陣渓園

昨日は、高尾山から陣馬山方面まで、ちょっと長めのトレッキングをしてきました。
夏の間、あまり歩いていなかったので、そろそろ歩かないとなあ、とは思っていました。
で、今回の目的地が、陣馬温泉の陣渓園です。
ということで、高尾山から歩き、途中まき道などで山頂をパスしたりしながら、陣馬山の手前の奈良子峠まで歩き、そこから奈良子尾根をひたすら下るというものです。
ということで、降りた先にあったのが、秘湯、温泉旅館なのです。昔は3軒あったのですが、姫谷はすでに廃業しており、今は2軒。
ということで、さっそく入浴。日帰り入浴料1000円です。
旅館のお風呂らしく、そんなに大きいわけではありませんが、手足を伸ばせる岩風呂に適温のお湯がたっぷり。ジェットバスで足の疲れをいやします。
露天ではないのですが、窓の向こうには山の緑も見えて、心もほぐれます。
湯上りにはお茶。実は陣馬には茶畑もあって、お茶を出してくれます。30年前に、姫谷にきたときは、風呂上りに友人とビールを飲んでいたら、旅館の主人がお茶持ってきて、ビールを先ににんでしまったので、ちょっと悲しそうにされてしまったのですが、もちろんそのときのお茶もおいしかったです。
風呂上りのお茶というのも、悪くないです。温まった身体には温かいお茶がやさしいなあとも思いました。
ということで、風呂上りなのですが、バス停まで1km、ちょっと歩かなきゃいけないのですが。頭はビールになっていました。

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朝日湯

今夜の銭湯は、横浜市の朝日湯です。最寄りの駅は、京浜急行戸部駅横浜駅から1つめです。
仕事を19時半に終え、浅草線京急線経由で。最初、道を間違えて、うろうろしてしまった。わかりやすい道なのにね。方向を間違えたんです。
なかなか年季の入った銭湯でした。でも、こういう渋い感じ、好きです。
番台はあるけど、男湯と女湯、それぞれ旦那と女将さんがいて、番台にはいない、と。ここで、10円玉9枚を含む、490円ちょうどをダンナにわたし、入浴。
ややこぶりな浴室の背景は、中島絵師による西伊豆から見た富士山。2014年に描かれたもの。
それを見ながら、まずは白湯につかる。たっぷりとしたお湯はうれしいのだけど、ちょっと熱め。まあ、入れないわけじゃなく、許容範囲。
それから、ジャスミンの入浴剤の薬湯なのだけれど、こちらは熱すぎて入れませんでした。入れない激熱は久しぶり。あきらめました。
でもまあ、気持ちよく身体を洗ったし、巨人は負けたし(ヤクルトも負けたのが残念)、ということで、風呂上りは涼しい空気の中を帰りました。横浜駅から東海道線常磐線経由です。

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極楽湯 多摩センター店

 

昨日、土曜日は、小雨だけど久々のトレッキング。
京王相模原線若葉台駅から小田急多摩線唐木田駅まで。この間、多摩よこやまのみちというトレイルがあるのです。
ということで、ここをおよそ2時間半歩きました。
前半はちょっと山道っぽい感じでしたが、後半は舗装されたコースも多く、まあ、なんですが、小雨の中を歩く分にはちょうどよかったです。
ということで、その帰りに立ち寄ったのが、極楽湯の多摩センター店でした。多摩センター駅から歩いて10分弱。サンリオピューロランドの隣です。
ということで、早速入浴。
浴槽には適温のお湯がたっぷり。天然温泉ということで、うっすらと茶色いお湯です。
久しぶりに、何となくサウナにも。浴香蒸風呂とタワーサウナの両方に入ってみました。トレッキングの汗に追加です。
露天風呂はあつ湯とそうでないのと2つの岩風呂。あつ湯でも温度は41℃もなく、快適な温度です。
雨はふってましたが、そこは屋根もあって、雨にあたらず岩風呂でまったりとしてきました。
とまあ、小雨模様だけどそのわりには健康的な1日でした。

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本牧ゆあそび館

昨日の銭湯は、横浜市本牧ゆあそび館でした。
このところ、在宅勤務が多いのですが、久しぶりに会社に行ったので、その帰りに足をのばしてみました。
行きは山手駅からバス。これはわりと近い。ただ、バス停から銭湯までの道が住宅街で暗くって、そんな立派な名前の銭湯があるのだろうか、とちょっと不安に。いや、これが松の湯とかそんな名前だったら、心配しないんだけど。
でもありました、ビル型銭湯で入口は二階。一階は駐車スペース。
料金は通常の入浴料のほかに、ロイヤルコースというのもあって、こちらにはサウナや露天風呂もあります。サウナーではないけれど、露天風呂にはひかれます。でもここは、通常の入浴コースで。
ロビーには飲食できるスペースもあるのですが、このご時世、営業はしていません。ということで、男湯。
ロイヤルコーナーが三階で、通常スペースが二階ですが、ちょっと通常スペースはせまいです。でもまあ、そのわりには湯船が広くて、適温のお湯がたっぷりで、まったりできます。
ちょっと閉鎖的な空間なので、気分的にリラックスできないかな、とも思いますが。
まあ、湯船で手足がのばせれば、それで満足です。
帰りは、別のバス停から横浜駅行のバスで帰宅。こっちはけっこう時間がかかりますが、電車代が安くなります。

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こちら葛飾区水元公園前通信921

 こんにちは。

 

 まず、業務連絡。

 日本経済新聞の8月17日付け朝刊で、私見卓見のところで文章を掲載していただきました。

 図書館ででも探して読んでいただけたらと思います。

 

 それから、「電力・ガス業界の動向とカラクリがよーくわかる本(第6版)」が9月23日に刊行されます。最初のバージョンが2008年の刊行だったので、10年以上たつわけですね。今回もページ増価格据え置きの予定です。

 まあ、専門的な本なので、買ってくださいとはいいにくいのですが。

 

 夏はあまりトレッキングにはむかないのですが、それはそれとして、尾瀬に行きました。

 昨年は、沼山峠側が閉まっていたので、鳩待峠側から尾瀬ヶ原を歩いていたのですが、今年は沼山峠側からです。

 桧枝岐村で一泊して、沼山峠から尾瀬沼を一周してくる、という感じで歩いてきました。

 沼山峠側から入るのは初めて(出たことは何回もある)でしたが、上りもわずかだし、人も少なくて歩きやすいですね。鳩待峠側の方が、道は多少変化もあっていいかな、とも思いましたが。

 8月の尾瀬は、小さな花がいろいろ咲いていて、楽しめました。写真はフェイスブックにアップしていますが。ミズバショウニッコウキスゲもありませんが、ささやかに咲いているのは、なかなか心が和みます。

 尾瀬沼を時計回りで一周しましたが、南側はこれまで歩くことが多かったのですが、北側はたぶんはじめて。歩きやすいですね。でもまあ、開けた湿原は気持ちがいいものです。

 今回は、前日に桧枝岐村に入ったのですが、村の散策も楽しかったです。トレッキングとはまたちがう楽しみですね。

 桧枝岐村は会津駒ケ岳の登山口です。ということで、来年の目標は会津駒ケ岳登頂ということに決めました。

 

 釣りはぜんぜんしていないけど、来月にはハゼ釣りに行きたいなあと思っています。

 

 最近の本についても。

 前回のフェミつながりからいくと、ケアコレクティブ編著「ケア宣言 相互依存の政治へ」(大月書店)は、広く読んでもらいたい本だと思いました。

 なんだかもう、今の与党は自助で済むと思っていて、その結果のひとつがコロナ対応だと思っています。べつに、陽性者や患者だけのケアということではなく、飲食店へのケアもそうですし、社会全体としてケアが不足しているということです。

 相互依存したほうが、社会は生きやすいということなのですが。

 たまたま、パラリンピックをやっていますが、障害者スポーツもそうしたところで成り立っているのではないかな、とも思います。

 ぼくのいる業界にも関係していて、気候変動問題についても、何度も言及されています。この問題についても、同じ文脈で語られます。

 ケアと民主主義というのは、実は無視できない関係があるということです。

 ぼくの解釈では、民主主義といいつつ、ケアを欠落させ、そこに新自由主義というものを持ち込んだ結果、民主主義のようでいて、そうではないギスギスした社会ができてしまう、自己責任論が跋扈する社会になってしまっているのだと思います。

 訳者の一人でもある岡野八代が、フェミニズム政治学についての研究をしていく上で、ケアを取り上げていくのが、ようやくわかってきたかな、といったところです。

 ところで、最近の日本経済新聞では、中国や韓国などの少子高齢化が取り上げられています。女性の活躍が少子化につながるけれども、だからといって女性が活躍しない社会に後戻りさせるわけにはいかない、ということなのですが。あるいは、子育てのコストがかかるということもあるでしょうし、若い世代の収入が十分ではないということもあるのでしょう。

 ここでは、日本経済新聞には、ケアの視点が欠落していると思います。

 

 落合恵子の「偶然の家族」(東京新聞)も読みました。30年前の作品を復刊したということですが。アパートに住む、血縁関係のない人たちが家族として暮らしているという姿が描かれています。血のつながりをたよりにしただけでは、家族は心のつながりを持てるわけではない、ということです。まあ、互いにケアする関係でもあると思うので、それができなければ家族ではないなあと思います。それと、家族はつねに変化しているもので、この人たちがずっと一緒に暮らすわけでもないですし、それはどの家族も同じことだと思います。

 でも、こうした家族観が、どれだけ社会に浸透しているのか、と思うと、だめだよなあと思います。聞いた話ですが、最近でもなお、妊娠がわかってから入籍するというようなことがあるとか。

 血のつながらない家族という話では、金田一蓮十郎はわりとずっとそういう話を描いてきたけれども、マンガとかアニメではもう珍しくなくって、最近では「スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました」もそういう話でした。

 現実がなお、そうなっていないということですね。

 

 30年間の変化のなさ、ということでいうと、片岡義男の「日本語の外へ」(角川文庫)を思うところあって読みました。90年代、ブッシュからクリントンに移行する時代に書かれた本ですが。そこには、アメリカと日本の変わらなさを感じることができます。まあ、トランプはブッシュよりひどかったし、バイデンがクリントンよりましなのは、サンダースの影響もあるからだよなあ、とは思いますが。

 

 60年間の成長のなさ、ということでいうと、真壁仁編著「詩の中にめざめる日本」(岩波新書)も読みました。真壁がさまざまな、有名無名の人による詩を集め、その解説をしているのですが、ここでは詩そのものが社会に対する闘争ともなっています。農民であり、炭坑労働者であり教師であり学生であり、あるいはさまざまな現場の人が、その声を詩にしています。でも、こうして読むと、その闘争はまだ終わっているとはとうてい言えないということを感じます。ある意味では、それはすっかり、SNSにおける軽い書きこみになってしまったのかもしれません。それでも、闘争があったことは、記憶されるべきだと思います。

 ということでは、最近の日本経済新聞梯久美子の連載は、意味があるなあと思います。「詩の中にめざめる日本」にも収録されている、茨木のり子石垣りんもとりあげています。

 現在は、田辺聖子を取り上げていますが、戦中における女学生としての田辺については、いろいろ発見があるということです。

 

 とまあそんなこんなで、もうすぐ夏が終わります。

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お台場大江戸温泉物語

先週行ったスーパー銭湯は、お台場の大江戸温泉物語。近く閉店してしまうということで、行ってきました。
今まで行ったことはなかったのだけど、それはもう値段もお高いし、お風呂に入れればそれでいいというぼくにとっては、まあ、そのうち機会があれば、くらいだったのですが、閉店するということなので、だったら行っておこうと。
げんしけん」ではコミケの帰りにみんなが立ち寄る場所として描かれていましたし。
新橋からゆりかもめテレコムセンターまで。そこから歩いて2分。こんなところにあったんだ、と。
平日ということもあって、思ったほどはこんでいないし、午後6時からの料金で。それでも2000円を超えるんですけどね。
で、浴衣を受け取り、更衣室へ。そう、脱衣所ではなく、更衣室。館内は基本、ゆかたですごし、浴室の脱衣所であらためてゆかたをぬいで入浴。
実は、このシステム、1つ問題があって、入浴後に新しい下着を身に着けようとすると、下着を持っていかなきゃいけない。めんどくさいですね。ぼくはそのことに気付かず、入浴後に新しい下着を身に着けることができませんでした。
でもまあ、浴室そのものはわりと広いし、浴槽もおゆがたっぷり。人は多めだったものの、入れないというレベルではなかったし、お湯の温度もやや低いくらいでまったりと入れました。
露天はもうちょい広くても良かったかな。こっちはやや窮屈でした。
とまあ、そんな感じで、気持ちよく入浴してきました。でもまあ、ここからまたゆりかもめで帰るのかって思うと、まあ、大変ですけどね。

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桧枝岐村、沼山峠、尾瀬沼

先日、尾瀬に行きました。今回は、沼山峠から尾瀬沼を一周してみる、というコースです。
ということで、北千住から東武鉄道の特急リバティ会津会津高原尾瀬沼駅まで。ここからバスで桧枝岐村まで行きますが、けっこう遠いですね。
この日は、道の駅で下車して、桧枝岐村を散策。郷土資料館や桧枝岐歌舞伎の舞台など。桧枝岐村には何度か来ていますが、村を散策したことはなかったので、なかなか新鮮です。燧の湯にも入ったし。
この日は、村の中心部からちょっと外れた七入山荘に宿泊。もっと村の中心部にすれば良かったかな、ちょっと後悔もしましたが、まあけっこう楽しく歩けたのでよしとします。
ということで、翌日はバスで沼山峠尾瀬口へ。そこからスタート。
8月の尾瀬というのは、なにげにいろいろ花が咲いています。ミズバショウニッコウキスゲの季節は終わっているのですが、コオニユリをはじめ、小さな花がいろいろ咲いていて、楽しませてくれます。
沼山峠からのアップダウンはさしたることもなく、すぐに湿原。尾瀬沼を時計回りで歩いたのですが、南側はちょっと足元が悪く、まあ、ちょっとたいへん、くらい。いや、アップダウンはないので、楽なんですけど、足元に気を取られて。
反対側に出て、ヒツジグサなんかも咲いているし、そこから北側の周遊は、快適でした。
途中、枝になっている道があって、行ってみるとお墓。こんなところにお墓があって、そのためだけの道もあって、まあ、もうすぐお盆だなあ、ということを考えることはなかったですが、この道にかわいい花がけっこう咲いていて、往復も楽しかったです。
帰りの方が上りは多いかな。とはいえ、標高1500mを超える場所、夏の暑さなんてなく、気持ちよく過ごせました。
帰りは会津高原尾瀬口近くの夢の湯で疲れを流し、またリバティで帰るのでした。
ところで、桧枝岐村といえば、会津駒ケ岳の登山口でもありますし、そのふもとの高層湿原も美しいのです。30年くらい前に、会津駒ケ岳に登ろうとして天気が悪くて断念したのですがが、来年は登ろうと思うのでした。雲取山に登った後の目標って考えていなかったのですが、まあ、そういうことで。

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