清東橋、棒ノ折山、権次入峠、岩茸石、白谷沢ゴルジェ

 10月14日のトレッキングは、奥多摩棒ノ折山(棒ノ嶺)です。今回は、奥多摩側から歩いて、飯能側に出るというルートです。
 まずは、JR青梅線川井駅からバスで清東橋へ。20分くらいで終点に到着。乗客はほとんど登山客。とはいえ、人気のコースではないので、みんな座れます。
 バス停近くのトイレにまずは入ります。ここから先、トイレがないですからね。
 準備ができたら、車道を15分くらい登ります。途中、犬が出てきます。この犬、登山客が大好きだそうで、遊んでほしかったのかな。
 百軒茶屋をすぎたところに登山口。沢沿いのコース、というよりわさび田沿いのコースですね。わさびが盗まれないように、金網がはってあります。
 コースは意外に急登。2kmで600m登るわけですから、けっこうな角度ですね。
 でも、杉林なので、あまり景観がいいわけでもなく、なかなかストイックなトレッキングです。まあ、急登といっても、微妙にジグザグな道だったりして、どうにか頂上まで。
 棒ノ折山の標高は969m。トレッキングのコースとしては、登りだけなら前回の筑波山とあまり変わらないですね。
 山頂は広く、多くの登山客がお昼ご飯を食べていました。涼しくなってきたので、ポットにお湯を入れて持ってきて、ここでカップスープを飲む、というのがなかなかいいようです。
 下山は白谷沢方面。このルートが、意外に大変だったわけです。
 まずは、権次入峠まで急な下りが続きます。実は棒ノ折山の人気ルートは、白谷沢登山口からなので、すれ違う人が多いです。まあ、清東橋だと1日に何本もバスがないわけですが、飯能側だと30分に1本のバスですからね。
 権次入峠を左に曲がり、次は岩茸石のところまで。なんか立派な岩があって、これを超えていくコースもあるのですが、ここで左にまがり、白谷沢コースへ。
 最初は山の中腹をなだらかにあるきます。そこから林道に出ます。そしてここから、急な沢にそって降りていきます。
 途中、紐や鎖をたよりに岩を下りたり、その鎖もない狭い岩の間を通り抜けたり、ちょっと気を許すと滑り落ちそうで、なかなかスリルがあります。ゴルジュっていうそうです。回廊でしょうか。でも、滝を見たり、いろいろな花を見たりしながら、落ち着いて降りてくれば大丈夫、です。
 たぶん、下りよりも登りの方が楽なんだろうな。それで、こっちから登ってくる人が多かったのかな。その人たちは、別のルートで下山していることでしょう。
 下りた先は有間ダム。この車道をゆっくり下ったところで、さわらびの湯という日帰り温泉があり、そこで疲れをいやすのでした。飯能行のバスは30分に1本なので、時間を気にせずゆったりです。まあ、飯能から帰るには、電車を細かく乗り継ぐので、それはそれで大変なんですけどね。