こちら葛飾区水元公園前通信917

 こんばんは。

 

 今月も、業務連絡から。

 トーキングヘッズ叢書のNo.86が刊行されました。特集は「不死者たちの憂鬱」です。ぼくも書きました。クレア・ノースを取り上げています。ぜひ、ご購入のほど、よろしくお願いいたします。

 

 ついでに、週刊エコノミストにも書きました。4月20日号と4月27日号の2週連続です。大きな書店にはバックナンバーがあるので、立ち読みでもしてやってください。

 

 というわけで、今月もトレッキングの話です。今月のお題は御嶽山です。

 

 4月10日は、東京都内の御嶽山から日の出山というルートです。最寄り駅はJR青梅線御嶽駅

 ここは、高尾山みたいな感じで、ケーブルカーで登れます。そこから頂上にある御嶽神社にお参りできるということなので、特に登山ということではなくても行けるのですが。

 でも、もちろんケーブルカーを使わずに上りました。

 参道はずっと舗装されていて、歩きやすい坂道です。最初こそ多少は急ですが、とはいえ車で登れるレベル。後半はさほどきつい坂ではなく、まあ、高尾山レベルです。

 参道にはいろいろな案内があって、楽しいです。「あんまがえし」というところは、目の不自由な方はここまでしか登らずに帰った、とか。山道だった昔なら、そこから道が細くなったのでしょう。

 山頂付近には宿坊や売店などもたくさんあります。でも、ちょっとだけルートを外れて、富士園地に足を伸ばしてみました。カタクリがけっこう咲いていて、なかなかのんびりしたところです。産山社という神社もあって、子宝や安産の祈願もできて、夫婦杉ではみんな写真を撮っていて、と。そこからリフトで下って、ルートに戻ります。

 御嶽神社は、けっこう階段がきついです。でもまあ、なかなかきれいな神社です。由緒正しい神社なので、特に説明は不要でしょう。

 楽しい山道歩きはここから。日の出山まではゆったりした下りで、楽しく歩けます。道も狭くないし。もちろん、山頂までのところは上りですが、さほどきつくもないです。日の出山の山頂もわりと広くて、ゆったりできます。ベンチもたくさんあるし。

 まあ、ここからの下りはちょっと単調ではあるのですが、降りた先にあるのが、つるつる温泉。アルカリ性の温泉で、つるつるします。とまあ、そんなゆる山歩きでした。帰りは機関車型のバスで武蔵五日市へ。

 

 4月29日は、小雨の中、秩父御嶽山に行きました。本当は、その間にも行きたかったのですが、どこぞのビルのロビーで足をくじいてしまって、治るのを待っていました。

 ということで、くじいた足の状態を確かめるということも兼ねて、ゆるい山へ。選んだのが、秩父御嶽山です。最寄り駅は秩父鉄道三峰口駅西武秩父までは、特急のLaviewに乗り、ぷち贅沢。これは窓がやたらと大きく、外がよく見えます。車両としてはとてもいいのです。でも、飯能のスイッチバックをすぎると、座席が進行方向ではなくなってしまうのが欠点。景色がいいのは、西武秩父線なのに。この点は、西武鉄道にぜひ考え直して欲しいところです。

 三峰口の、かつて機関車や貨車がたくさんあった鉄道公園は、鉄道転車台公園になっていました。展示されていた車両が激しく老朽化していたから、撤去されたのです。

 ということで、そこからスタート。かかしの町、贄川宿を通り、登山口へ。1000mほどの山ですが、ほぼ山頂近くまでは、きつい上りはなく、道も整備されていて、楽しく歩けます。まあ、小雨だったのですが、森の中にいるとあまり雨は気にならないですね。でも、この日は他に登山者はいませんでした。誰にも合わなかったということです。

 古池からの道と合流し、山頂に向かう最後の30分は、やせた尾根を登ります。ここがちょっときついですね。ときどきコースを見失いそうになります。

 山頂にある御嶽神社は、とてもこじんまりした社でした。多摩の御嶽神社とは大きな差です。でもまあ、今回もきちんとお参りし、下山。

 帰りは強石方面のルート。これが、なかなかきつい坂で、足元注意の案内が何度も出てきます。なかなか泣きたくなるような下山コースでした。鎖場も、どう鎖を使えばいいのかわからないし、ロープにつかまりながら降りる坂もけっこうありました。

 途中、ゆったりとした坂になって、これで安心かと思いきや、再び急坂に。痩せた尾根を下るのはしんどいです。もう二度と行かない、と思いました。

 

 ということで、ゴールデンウィークです。ということに関係なく、5月は雲取山に登ろうと思っているのでした。

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