竹の湯

 今日、10月9日スポーツの日、この日の銭湯は横須賀市京急田浦駅近くの竹の湯でした。
 実は今日は、トレッキングを予定していたのですが、あいにくの雨。そんなわけで、うちでじっとしているのもなんなんで、こういうときはせっかくなので、ちょっと遠くの銭湯に行ってみることにしました。
 田浦といえば、実は遠い親戚が住んでいて、昔、何度か来たことがあります。JR田浦駅から坂を上っていった先にあって、その親戚、当時の大洋漁業に勤務していて、缶詰なんかをいただいたりしました。鯨の大和煮です。
 そんなことを思い出しつつ、京急田浦までやってきました。
 5時近かったけれど、入った時には男湯は貸し切り状態。東京都より安い500円の入浴料を番台で支払い、衣服を脱いで浴室へ。ぼくが浴室に入った途端、ジェットバスが運転開始。
 けっこう古い感じがする銭湯だし、特別な設備があるわけじゃないけど、タイル画が美しいです。京の五条の橋の上の牛若丸と弁慶とか。浴槽の背面は、鮮やかな錦鯉。このタイル画を見るためだけでも、価値はあります。
 ということで、身体を洗って早速浴槽へ。いや、これが熱かった。水でうめようにも、水はちょろちょろしかでないし。これは入るべきかどうか、逡巡したけど、入りました。
 あとから何人か入ってきたけど、やっぱり熱いらしく、なかなか入るのも大変みたいでした。
 そんなわけで、入っているおじさんに、「熱いです」って言って、浴槽から出たのですが、「江戸っ子は熱いのをやせがまんしてはいるんだよ」って言われてしまいました。いや、ここは江戸ではなく、横須賀なんですけどね。
 風呂上り、番台の女将さんが、扇風機つけようかって言ってくれました。でも、遠慮しました。お湯が熱すぎて、体が温まっていないから。いや、今日は冷たい雨なので、このまま温まって帰ります。
 とまあ、そんな感じで、帰りも京急で帰宅。雨は霧雨になっていたし、まあ、ちょっとした旅です。電車の中では本がたくさん読めたし。三連休も終わりです。