仲の湯

tenshinokuma2015-05-12

 昨日行った、江戸川区葛西にある銭湯。大きな道路からわずかに路地に入るとある、絶妙のロケーション。
 とても広い浴室が印象的。広すぎて、ちょっと殺風景。タイルの模様も地味だからね。したがって、お湯もたっぷり。
 でも背景は、早川絵師によるもの。2008年7月31日という日付の、西伊豆から見た富士山。濃い青で描かれた富士山が目にまぶしい。これが男湯と女湯の間にそびえている。
 偶然、早川絵師の絵を続けて見る機会があったので、あらためて思ったこと。早川絵師のペンキ絵は印象派に近く、中島絵師の場合は後期印象派に近いのではないか。早川絵師のもやっとした雲、陰影のある岩などに対し、中島絵師はくっきりと描こうとして力強くなる。マネやモネと、ゴッホゴーギャンのちがいっていうとわかりやすいか。