シャープ中期経営計画

tenshinokuma2013-05-15

 写真は記者会見のときに撮影したもの。
 家電赤字3兄弟といわれた、シャープ、パナソニックソニーだけれど、ぼくの中ではパナの評価にくらべてシャープは低かった。以前の記者会見で、当時の社長は戦略としてホンハイに出資してもらうことしかなかった。って、そんなの戦略じゃないけど。
 結果として、状況はさらに悪化。そんなわけで、過去に決別し、役員も入れ替えて、新社長で、というのが、昨日の会見。
 くわしいことは新聞記事でも読めばわかる。
 ポイントは以下の通り。
1.液晶とテレビを切り離し、高付加価値の中小型液晶にシフト。まあ、大型の液晶もやるけど、そこはコモディティ化しているので、スマホやPCなどで。
 ようやく、そういう発想になったのか、と思った。でも、ここがシャープの今後を握っている。ダメならダメだ。
2.アライアンス重視。これも、ぼくは昔から思っていたこと。1社ですべてできる時代じゃなくなっている。という意味で、サムスンなどとの関係は重要だけど、どうなるか。一般的に日本のメーカーは他企業とのパートナーシップになれていない。
3.家電はアセアン重視。そこでは、シャープのブランド価値は高いし、そのことで勝負できる、ということ。
 でも、こんなこと、少なくとも3年前にはやってほしかったことばかりだな。計画がうまくいくとは限らないけれども、少なくともかんちがいはしなくなったので、まあいいんじゃないかって思っている
 業績そのものは、円安にだいぶ救われているとも思うけど。
 関係ないけど、うちのテレビはシャープだ。