FOODEX2014

tenshinokuma2014-03-04

 今日は、イタリア大使館の案内で、食品と飲料の展示会へ。イタリア館の記者会見があったので。イタリアのオーガニックの状況も聞きたかったし。
 写真は、記者会見のビュフェて提供されたワイン。白がばつぐんに良かった。はちみつのような香りと上品な軽い酸味のあるワインで、少し温まってくると、開いてくる。
 でも、展示会での最大の収穫は、イタリアのクラフトビール。ここ2年くらいで急成長した分野らしい。でも、ワインにとってかわるようなお酒になっていて、イタリアの食文化が変わる可能性すら感じさせた。日本の地ビール以上に香りも苦味も強く、和食に合うと思う。イタリアのスローフード運動が、ワインをもオーガニックにしていったけれども、それは軽い身体になじむようなものだったと思う。そうした流れが、ワインではなく、ビールに及んだ、というべきか。若い世代は、ワインを飲まなくなってきている、とも。
 あと、石見銀山特別純米無濾過生も。蔵元の娘さんが仕込んだお酒だけど、がっつりした感触は、目が覚めるような感じがする。もし、機会があれば、ぜひ。ボーイッシュな性格の彼女らしいお酒だなあって、知っているので、そう思ってしまいます。
 それから、新潟の笹祝では、蔵元の笹口孝明さんにお会いしました。この名前を聴いて、ピンとくる人は、どのくらいいるかな。旧巻町といえばわかるだろうか。原発の是非を問う住民投票を行ったときの町長でした。今はお酒に専念しているけれども、震災以降、再び旧巻町が注目されるようになったので、ついでに笹祝も注目されるといいです。特別本醸造がリーズナブルでよく売れているそうです。ぼくは純米無濾過生が好きですが。こちらも、ぜひ。