日本企業の弱点

tenshinokuma2012-02-28

 エルピーダメモリのことが話題になっている。
 それに、日本の家電メーカーはどうよ、とかも。
 今日は、某メーカーの記者懇談会だったのだけれど、いろいろ考えてしまった。
 まず、太陽電池は将来エルピーダみたいになるのか? とか。太陽電池だけであれば、日本どころかアメリカ企業すら競争力がなくなっている。そうした中、それでも日本企業はいま、日本市場があるということと、トップレベルの品質については優れているということがあるからいいけれども。でも、東芝のように最初からつくらずに、インテグレートしたシステムで提供するという企業もあるし。某メーカーも、国内での評価は高い。
 この日のメインは、環境関連産業に力を入れるということで、太陽電池に蓄電池も展示してあった。もっとも、蓄電池は自社でつくっているわけじゃない。これとは別に、燃料電池の部品も供給している。
 環境関連では、HEMSにも力を入れる、とか。
 実は、考えてしまったのはこういうことだ。この会社はスマートフォンもつくっている。一方、HEMSは住宅をスマホ化するものだと考えてもいいと思う。だとしたら、そのリレーションシップはあるのか? あるいは、LED事業もあるけど。自動車部品にLEDは? とか。でも、話してみると、意外に縦割りのまま。社長はとにかく多角化して業績を向上させているからいいという考えみたいだし、それはそれでいいのだけれども、ソリューションビジネスということを考えると、社内のリレーションシップとアライアンスが大切になってくると思うんだけどな。
 というようなことを、他の家電メーカーはどう考えているのだろう。
 エコソリューションにシフトするパナソニックですら、社内はまだまだだって聴いているし。
 それでも、うまくいく材料は十分にあって、あとは知恵を出すだけだっていうのが、日本企業のポジションだとも思っているんだけど。どうなんだろう。
 写真は先日、金町駅で撮影したもの。新しいスーパーひたちなのだろうか?