立岩真也のベーシックインカムの本を読んでいる。ぐだぐだとした書き方が、なんか、よくわからないなりに、気持ちいい。
たぶん、そう書くしかないようなことなんだろうな。
死刑制度についても、ぼくは廃止論者ではあるのだけれども、思想というコンテクストの中で、ぐだぐだと考えてみるということもあるんじゃないか、と思うようになった。
死刑に賛成している人の多くは、さも自明なことのように、「命をもって償わなきゃいけない」って言うけれど、それは自明じゃない。でも、考えてみれば、ぼくが、死刑は廃止すべきだといって論拠としていることもまた、自明とは限らない。