湯~ねる

8月31日水曜日のスーパー銭湯は、新習志野駅前の湯~ねるでした。
駅前にあるので、アクセスがすごくいいですね。
実はこの日は、幕張メッセで開催された展示会のお客様対応要員として動員されたので、夕方までそこにいました。ずっと立ちっぱなしで、脚はとても疲れた状態です。
とまあ、そんな状態ではなくとも、銭湯には行くんですけどね。
幕張には、幕張温泉湯楽の里もあって、こっちは海の見える露天風呂がかなり素敵なのですが、行ったことのないところに行く、というコンセプトなので、こちらにした、というわけです。
ということで、商業施設の2階、若干入口がわかりにくいかな、看板は大きいのに、といったところで入店。
下駄箱の鍵が入館チェックできるものになっていて、精算は帰りに。
浴室までのルートは、かなり長いです。まあ、スーパー銭湯は途中の飲食施設などの前を通りすぎて浴室に行く、というのが定番ではありますが、それにしてもくねくねと歩きます。
浴室はスーパー銭湯としては若干せまいかな。高濃度炭酸泉もあります。薬湯はやや温度高め、あたたまります。白湯はマッサージ系。
露天もスペースは若干狭いかな、と思いますが、温泉です。やや褐色になっていると思うのですが、暗くてよくわからないや。でもまあ、ロテナーとしては、まったりと入れたのでとても良かったです。
水曜日の夕方ということで、そんなに混んでもいませんでした。親子できている人もいて、こどもは「ここの露天はいまいちだね、向こうのがよかったね」と言っていました。そりゃあまあ、幕張温泉の方が、露天ははるかにいいです。でもまあ、アクセスいいし、空が見えるところでお風呂に入れればいいし、それにこっちのが多分安いです。それでも1000円したけど。
ということで、あたたまったあとは、京葉線で帰宅するのでした。東京駅の乗り換えで、またたくさん歩くんですけどね。

見晴、白砂湿原、尾瀬沼、小淵沢田代、沼山峠

土曜日は、尾瀬沼を経由して、沼山峠まで行くという計画です。
見晴から段小屋坂を登り、白砂湿原を経て、まずは沼尻へ。
昨日は上りはまったくなかったのでとても楽でしたが、今日は朝の7時からゆったりとした坂道を上っていきます。さしてきついわけじゃないんですけどね。というか、森林の中を気持ちよく歩いていきます。上りきって、白砂峠を越えた先に、白砂湿原があります。この日も、ほとんど人はおらず、この湿原はほんとうに独占状態でした。しばらくしみじみと休むのでした。
ここからすぐに沼尻。尾瀬沼の西の端になります。沼尻には、人はたくさんいました。これから、燧ケ岳に登るという人もいたし。
東岸までのルートは北と南がありますが、この日は楽な北のルートを選択。軽いアップダウンを40分ほど歩くと、尾瀬沼ビジターセンターがあります。ここで小休止。
 尾瀬沼の向こうに、燧ケ岳がよく見えます。
この日は、大江湿原ではなく、小淵沢田代に向かいました。というのも、あまり人のいかない静かな湿原がある、ということでしたので。実は、今回の尾瀬で、行ってみたかったのが、この湿原だったのです。
でも、ビジターセンターからの道は、結論からいうとあまりおすすめしません。ちょっと道はわかりにくいし、わりと足場の悪いところもあったりして、やや急な上りは、あまり楽しくないです。でもまあ、1時間も上り、さらにちょっと下ったところで、湿原に向かう道がでてきます。
ここもまた、人のいない湿原でした。地味に小さな花が咲いていた理して、ちょっとなごみます。ここから先、鬼怒沼までの道があるのですが、整備された木道は途中まで。そこから先は、痛んだ木道。まあ、ここまでくればいいかな、と。
人のいない湿原でお弁当を食べようと思っていたのですが、ちょうどいい場所がなく、ここを後に、大江湿原に降りいきました。まあ、この下りは、ところどころぬかるんでいたものの、気楽に歩ける道でした。大江湿原の、分岐のところにあるベンチで昼食。
ここからは45分ほどで沼山峠のバス停です。お昼を食べた後の上りはちょっと身体が重いのですが、でもまあ、わずかなものです。
とまあそんなところで、今回は尾瀬を横断したのでした。

鳩待峠、山の鼻、竜宮、見晴

金曜日から土曜日にかけて、尾瀬に行ってきました。夏休みといえばまあ、そうですね。
この日は朝早く起きて、普通列車を乗り継いで上越線沼田駅へ。そこからバスで戸倉へ、そして鳩待峠行の乗り合いマイクロバス。ついたときにはもう12時を過ぎていました。尾瀬は遠いですね。
というわけで、ここで腹ごしらえをして、尾瀬ヶ原に向かいます。この日、目指すのは、見晴らし。山小屋に宿泊する予定なので、そこまで3時間ほど歩きます。
幸いにも雨は降らず、山の鼻までの下りもスムーズに。足を滑らせるような場所があまりなくていいですね。
尾瀬といえば、水芭蕉ですが、葉っぱはたくさん見られます。花の季節はとっくにすぎていますが。
 でもまあ、いろいろと細かい花は見られました。トリカブトの花はアップにすると、なんだか肉感的ですね。ほかにも、ツリガネニンジンのかわいい花とか、サワギキョウヒツジグサとかオゼミズギクとか。ヒツジグサも見ごろです。
あと、トンボもたくさんとんでいました。アキアカネが多いのですが、イトトンボ(たぶん、アオモンイトトンボ)や、ヤンマ系のちょっと大きいトンボなども。
天気予報では雨だったこと、コロナ、平日、といった条件が重なったせいか、尾瀬は人がほんとうに少なかったです。湿原を独占、とまではいきませんが、静かで、まあ虫の声は聞こえましたが。
とまあそんな感じで、湿原を堪能した午後なのでした。
このあとは、山小屋でお風呂に入り、ビールですね。

アルザ尾瀬の郷

昨日の銭湯は福島県桧枝岐村にあるアルザ尾瀬の郷でした。
金曜から土曜にかけて、尾瀬を歩いてきたのですが、その帰りに立ち寄りました。沼山峠尾瀬登山口から野岩鉄道会津高原駅までのバスで途中下車し、55分後の次のバスに乗る、ということで、ゆっくりと入ったわけではないのですが。
初めてではないのですが、久しぶり。6年ぶりくらいかも。で、実は改装されたのだけど、残念、という話を聞いていて、どうなっているのか、ということで入浴料700円を払い、プールロッカー兼脱衣所へ。そう、ここはプールが併設されています。
カランの数はさほど多くないけど、それに土曜日の昼ということもあって、混んでいるわけではなかったですが、やや熱めのお湯が入った広い浴槽があります。窓の外は山というか森が見えて、なかなか落ち着きます。
でも、露天がなくなっていました。これはショックです。ロテナーとしては、かなり残念です。
熱いお湯で疲れはとれましたが、やっぱりショックです。なんだかいまいちだなあ、と。
とまあそんなわけで、わりと早めに出てしまい、次のバスには余裕で間に合ってしまったのでした。
まあでも、温泉に入ったのだから、よしとします。

 

柳湯(改装後)

8月24日、今日の銭湯は、新宿区の柳湯でした。8月17日に新装オープンということで、行ってきました。
大門からは大江戸線で行けるので、楽ですね。遠回りだけど。牛込柳町の駅から近いし、その割には道に迷ったけど。
ということで、鮮やかな緑の看板。ロビーはせまいけど、カウンターで女将が、男湯の入口でダンナがむかえてくれます。
まだ新しいので、木の匂いがして、いいですねえ。
ということで、さっそく入浴。
浴室は、まあ、ちょっとせまいけど、都心の銭湯なのでしょうがないですね。広い浴槽があるので、それで十分です。マッサージ系も充実。
背景はタイル画ですが、湖のほとりに洋館。なかなか情緒があります。
お湯はちょっとだけ温度が高め。まったりとしているとのぼせます。といいつつ、まったりしました。
とまあ、そんな感じで、気温もさがってきているので、帰りは汗をかくこともなく、快適に曙橋まで歩いたのでした。

こちら葛飾区水元公園前通信934

 こんばんは。

 8月ももうすぐ終わり、セミの声だけじゃなく、夜はコオロギの声が聞こえます。

 ということで、業務連絡から。

 

 息子が商業演劇デビュー、ということで案内します。

 劇団NLTの公演で、「ホテルZOO」という作品。9月28日から10月2日にかけての公演になります。場所は中野の劇場MOMOです。

 基本的に喜劇で、楽しく観られると思いますので、よろしければご観劇ください。

http://www.nlt.co.jp/now/zoo2022/index.html

 

 ぼくのほうはといえば、8月31日と9月1日は、幕張メッセで開催される脱炭素経営EXPOの会場にいると思いますので、見かけたらぜひ。って、業界の人じゃなきゃ来ないですよね。

 

 8月はなんだか、何もしないまますぎていくっていう感じです。暑いので山に行かないし、そのわりには雨も多くて何となく釣りにも行きそこなって。

 今週末も天気はあやしいですね。

 

 本はといえば、ニューウェーブSFを読み直したり、読んでいなかった作品を読んだり。

 J・G・バラードの短編集「時間の墓標」(創元推理文庫)は、「終着の浜辺」が収録されているので、ということで読みました。後に「終着の浜辺」(創元SF文庫)っていうタイトルで再刊されているやつです。

 バラードの作品には、入り込める場合と入り込めない場合があって、どういうわけか創元の本は「結晶世界」を読んでいこう、なんか入り込めない方でした。

 今回も、入り込めない感じはしましたが、何が問題なんだろうな。透明で無機質なバラードの描く風景が、うまく伝わってこない気がして。初期の作品がだめというわけじゃなく、「ヴァーミリオンサンズ」とか、楽しく読んだのにな。

 その「終着の浜辺」といえば、バラードの代表作なんだけど、「残虐行為展覧会」を既に読んでいると、ちょっと重たいなあって思ってしまいます。描かれている風景はバラードおなじみのものすぎて。過渡的作品なのかなあって思いました。

 バラードについては、また別の機会に。

 

 パメラ・ゾリーンの「宇宙の熱死とその他の短篇」(McPherson & Company)も読みました。久々に洋書を読みました。

 ゾリーンといえば、短篇「宇宙の熱死」がわりと有名で、これとは別に、「新しいSF」(サンリオSF文庫)に「心のオランダ」という中編が収録されていて、作品はこの2つだけかと思ったら、他にもあったらしく、1988年に短編集にまとめられていました。

 作品としては、ニューウェーブらしい、内宇宙というか、そういう作品です。「宇宙の熱死」は主婦が日々の暮らしに行き詰まっていくことと世界そのものが終わっていくことが重なっている、内宇宙の熱死という作品ですが、「心のオランダ」はさらに、オランダ旅行を内宇宙から見たものってなっていて、主人公の見る風景が先鋭的に示されていて、ある種、内宇宙ゆえの透明感というか、バラードに通じるものがあります。というか、それは物質的ではないって言い換えればいいのでしょうか(というか、それが伝わらないバラードの作品では、入り込めていないんだな)。

 とまあ、ここまでは邦訳があるのですが。

 未訳の3篇が良かったんです。特に「羊」。羊といえば、眠れないときに数えるものです。主人公の女性は、眠れないよるに羊を数えるのですが、羊と羊の間にさまざまな妄想が入り、少しも眠れません。羊料理や羊の屠殺が入り、あるいは羊を狼が狙い、というならまだしも、羊のように囲われている自分自身らしき存在に危害を加える他者、それが殺し合い、さらに隣に寝ている夫を殺してみたり、とまあ、そんな妄想の合間に、羊を数えます。

 眠れずに頭をよぎっていくことそのものが、自分を照射する形で、さまざまな内宇宙のように提示される。不本意な結婚の結果としての羊のような自分がそこに投影される。思弁小説としてもフェミニズム小説としてもいい作品だと思いました。

 「忙しい家系図」は、曾々祖父母の16名から現在の当人にいたる31名についての記述による作品。いろいろ歴史の中でそれぞれがわりと早く死んだりもします。祖先の物語そのものが、個人の中に内宇宙として落とし込まれている、ということなのでしょうか。代々がジェリー・コーネリアスのような感じです。とりわけ女性は、歴史の中で、子どもを残して早く死んでしまう。歴史に生き埋めになったまま、子孫を残している、というある種の残酷さもあります。タイタニックで沈んだり、飛行機事故で死んだり、殺されたり。

 裏表紙では、アンジェラ・カーターにもたとえられているゾリーンですが、イラストレーターが本職ということもあるのでしょうか、線形ではない記述の中で、多面的な個人の内面を描き出すということでは、とても面白いものでした。

 

 ニューウェーブついでに、ラングドン・ジョーンズ編「新しいSF」と著書の「レンズの眼」(サンリオSF文庫)を再読しました。こういうのが、今でも好きだなあって。ゾリーンが美術なら、ジョーンズは音楽が本職、なんだろうな。

 

 「仮面ライダーバイス」はそろそろ最終回です。ラスボスを倒したあと、さらに話が続くというのが、いいのかどうか。銭湯が舞台っていうのが好きでした。アギレラ様が好きでした。というわけですが。

 9月からの「仮面ライダーギーツ」、ストーリーはなんだか「仮面ライダー龍騎」みたいですね。

 「暴太郎戦隊ドンブラザース」は、いまだに意味不明な展開です。

 

 とまあ、そんなこんなで8月が終わります。

 

おきもと湯(ひさしぶり)

8月20日、土曜日の銭湯は、足立区のおきもと湯でした。
実家に帰ったので、行く途中で立ち寄りました。日暮里舎人ライナーの江北駅から歩いて10分くらい。これが、実は微妙で、通りから裏側は見えるのだけど、玄関になかなかたどりつかないという。まあ、初めてじゃないから、わかってはいたのですが。
前回は、2018年5月だから、4年ぶりですね。
ここはなにがいいって、昔の銭湯そのままっていうことです。番台だし、特に大きな改装もしていないのですが、広い浴槽があれば十分です。
おかみさんに銭湯代を渡して、早速入浴。
背景は、中島絵師の富士山で、女湯との間にまたがってそびえています。なんか、しみじみとします。
お湯は、じゃっかん温度が高いかな、くらい。長湯はきついけど、ぞれでもよくあたたまります。
薬湯らしき浴槽は、ちょっと窓際にあって、ここからは富士山がよく堪能できます。
あと、女湯との間の壁は、熱帯魚のタイル画。こちらもなかなか見応えがあってすてきです。
とまあ、そんな感じでまったりとしてきました。
薬湯はパンダ湯、のはずです。でも、なんか、入れ忘れたんじゃないか、という感じでした。まあ、そういうのもいいんです。
帰りは江北駅前に戻り、ライフでノンアルのビール、オールフリーのライムショットを購入。この日は休肝日です。