矢倉峠、火打石岳、明神が岳

9月23日、秋分の日の振り替え休日、箱根の明神が岳に行ってきました。
 箱根の外輪山の一部になります。
 小田急で小田原に出たあと、バスで仙石まで。箱根は時間はまあそれなりにかかるけれど、アクセスはいいですね。
 というわけで、金時山登山口から出発。でも、金時山は前に登っているので、今回は矢倉峠で金時山とは反対の方向に歩きます。
 この矢倉峠から明神が岳までの稜線が、ほんとうによかったです。急坂はなく、なだらかなアップダウンが続くというだけで、楽に歩けるのですが、ハコネダケに挟まれた道から樹林を抜けて、見晴らしのいい稜線に出たりもします。というか、樹林がないところもけっこうあって、気分的には高山です。
 この日は霧雨からくもりだったので、見晴らしはまったくなかったのですが、それもまた俗世間を離れた感じがして、好きです。
 ただ、実はけっこうここは霧とか多いのではないか、とも思いました。というのも、苔類とか地衣類とか、わりとはえているので、平均湿度が高いのではないか、と見たからです。
 でもまあ、これから秋雨前線がどこかいって、秋晴れになると、かなり快適なトレッキングができそうです。
 途中、火打石岳を通過しますが、実はこの山の山頂はやぶの中なので、やぶこぎしないと山頂には行けないそうです。まあ、そこまではしませんでした。
 花もいろいろ見ることができました。トリカブトとかフジバカマとか、秋を感じさせますね。山頂には立派なフジアザミ。めずらしいところではホトトギス。動物ではオオセンチコガネが美しかったです。イトトンボもいたし。
 とまあ2時間を超える稜線歩きを楽しんだわけですが、明神が岳からの下山はけっこう急な下り坂で、膝にこたえますね。ここからさらに明星が岳まで歩くこともできるのですが、今回はパス。
 下山した先にあるのは、宮城野温泉会館。県営の入浴施設で、見た目はまったく温泉に見えないのですが、650円で入浴できます。ここで疲れをとって、帰るわけですが、帰りは箱根登山鉄道を使いました。しかし、これが失敗でした。強羅駅まで、けっこう階段を上らなきゃいけなくって、また汗をかきます。いや、それでも登山鉄道はなかなか楽しかったんですけどね。でも、バスにすればよかったかも。