矢倉岳

11月4日、箱根というか足柄の矢倉岳に登ってきました。
 天気もいいし、わりと見晴らしのいい山というのもあります。
 それに、小田急線で、小田原ー新松田間の車窓からよく見える、おにぎりの形をした単独峰は、けっこう気になっていたのです。
 ということで、新松田駅から登山口のある矢倉沢までバスで30分。基本的には大雄山駅のある関本でバスを乗り換えるのですが、たまに直通があって、これに乗れるとラッキーです。というか、事前に調べてあるんですけどね。
 矢倉岳の方向を示す標識というのはまあいいんですけど、家に直接書いてあるというのは、ちょっとすごいですね。
  登り始めてから、まず白山神社をお参り。そこから再び登山道へ。
 最初は舗装された急坂を登っていきます。やがて山道になるのですが、よく考えるとおにぎり形です。つまり、山頂ちかくはなだらかだけど、そこまではわりと急坂ということです。
 でもまあ、最初は明るい二次林が続きます。暗い杉林ではないので、気分も明るくなります。地面はちょっとすべりやすい、ざらっとした感じなんですけどね。
 途中、杉林なんかもありますが、頂上近くは再び明るい広葉樹林。黄葉はまだほんの少しですが、黄色がかった緑が目に優しいです。
 山頂は広々。ここでおにぎりと、それとカップスープ。おにぎり山の上でおにぎりですね。
 人もそこそこいて、みんなまったりしてました。富士山も金時山も良く見えます。昼寝をする人もいます。
 下りは地蔵堂方面。こちらのほうが、緩やかな坂、のはずです。
 でも、けっこう急な下りと、緩やかな道が交互にくる、という感じでしょうか。
 下りは道がわかりにくく、うっかりすると迷うので注意です。急なところは、どのルートで降りるのかも、ちょっと考えます。
 途中にある、小さな万葉広場には歌碑。
 下り切ったところにお茶畑。
 でもまあ、緩やかなアップダウンの山道は、なかなか幸せな気分になれるので、いいですね。
 終着点の地蔵堂では、バスが行ったばかりだったので、次のバスまで、よもぎうどんとおやきとビール。もちろん地蔵堂にもお参りしました。それと、無人販売所で原木しいたけも。
 地蔵堂からのバスは関本行き。つまり、新松田に出るには、バスを乗り換えるのですが、せっかくなのでここは大雄山線で小田原に出て、万葉の湯でトレッキングの疲れをいやすのでした。
 ほんとに見晴らしはいいし、森もなかなか美しいので、これからの季節にはちょうどいい山だと思います。ちょっとアクセスはめんどくさいですが。