泉湯

昨日、火曜日に行った銭湯は、横浜市の泉湯でした。
根岸線山手駅からバスで。そこからちょっと歩く。アクセスはあまり良くないですね。
そんなところにある、宮づくりのこじんまりした銭湯です。
男湯に入り、番台で入浴料を払って、早速入浴。お客はぼくひとりになってしまい、貸し切り状態。
浅めの浴槽にわずかに高めの温度のお湯。見上げると田中みずき絵師のペンキ画。女湯に富士山があるみたいで、では男湯の山は何だろう。筑波山だとか。でもふもとが湖だから違うか。
とまあ、そんなふうに温まってから出て着替えると、主人が声をかけてきました。
うちの浴槽、変わってるでしょって。
浅いのは、半身浴のため。でも、水道代がかからないので、お客が少なくても続けられる、とか。
築73年の建物は、結構丈夫。昔の大工だからね、と。ただし、建てたときにお金を節約するため、ひのきではなく杉を使い、親がせっせと防腐剤をぬったとか。
床は一度はりかえたみたいで、きれいです。
バブルの時期は、いろいろな廃材が入ってきて、床柱は大工が持っていった、とか。女湯との間にある欄間も、廃材として持ち込まれたもの。
でも、今ではガスに切り替えてしまった。すすが近所からの苦情になるので。
配管もステンレスなので故障せず、営業が続けられるということです。
とまあ、そんな話をきいたあと、別ルートのバスで帰宅。桜木町経由。バス停から駅まで、けっこう雨がきつかったです。

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