トラウト

tenshinokuma2013-06-24

 の缶詰。
 友人Aからお土産でいただいたもの。おいしくいただきました。
 昨日は都議会選挙の投票日。で、結果はすでに出ていて、自民党公明党は全員当選。共産党議席倍増で、民主党は惨敗。
 まあ、このくらいの結果は予想していたので、受け入れることにする。それに、地方議会だとあまりめちゃくちゃなことはできないので、あきらめてしまう。
 あらためて思ったのは、葛飾区は民主党の現職が落選したのだけれども、住民のニーズをすくいきれないことが敗因の一つだったな、ということ。別に、民主党を支持しているわけじゃないけど、自民党よりはよほどましだとは思っている。それでも、葛飾区の住民に対して、海洋資源の開発のような話をしても、何もひびかないと思うよ。地方議会だからこそ、なお生活に密着した政策が、いい悪いは別にして、必要なこと。葛飾に病院を、とあとから言っても遅いし、間に合わせでポスターを貼り換えてもかっこ悪いだけ。
 例えば、病院だけじゃなく、介護施設も含めた地域ケアの充実というのを主張しても良かった。高齢化しても安心して暮らせる医療と介護の連携と施設の充実ということ。
 せっかく学校ともかかわりがあるのだから、子どもの心のケアの充実も、もっと言っても良かった。
 立石・亀有・四つ木に見る、商店街の振興みたいな話だってあるし、それを区ではなく、東京都レベルでやっていくことだってできたと思う。
 というのは、一例であって、つまりは、民主党の候補者も強い経済、強い日本みたいな錯覚にとらわれすぎているんじゃないかっていうこと。
 ここから、民主党全体の話になるのだけれども、今、アベノミクス批判をしようとしているけれども、そこをストレートに批判しても、株価は上がったし、そんなこんなで伝わらない。
 アベノミクスで批判すべきは、成長戦略のおそまつさであって、そこに代案をだしてもらいたいと思う。そこは、本質的に、自民党民主党で大きく思想が異なるはずだ。
 円安は、安倍首相のおかげじゃなく、当然の帰結なのだから、そこは批判するところじゃない。長期金利の上昇も円安による輸入品の値上がりも、当たり前のこと。だから、生活の中でこれを緩和させる政策を求めるべきだ。住宅需要を守るとすれば、住宅ローンに対する手当をする、とか。
 自民党の成長戦略は、内需拡大につながらないし、それは成長しない。賃金の上昇をきちんと言うべきだ。そのことで成長すればいい。旧態依然の産業は自らの手で変わっていく、その支援をすべきだし。実際、日本にだけ、原発メーカーが3つもあるっていうのも、どれだけ異常なことなのか。
 自民党が高校無償化をやめるというのであれば、専門学校まで含めた奨学金の充実を訴えてもいい。卒業したらすぐにプロフェッショナルとして働ける人材の育成は、大学だけじゃなくていい。
 単純に、野党が集まるっていうのは、どうかと思うし、マスメディアがみんなの党日本維新の会の連携がなかったことで非自民の受け皿がなかったような言い方をするのも違和感がある。
 けれども、生活を守る分野では、国民の生活が第一の政策を柱にし、民主党は独自の成長戦略を掲げ、再生可能エネルギー拡大でみどりの風の政策を活かす、憲法改正反対では社民党、そういった政策のモジュール化を行って、連係していけば、いいんじゃないかと思う。そうであれば、野合ではない。
 というようなことが、できるとは思わないので、短期的には期待はしないけどね。