エネルギー透明化キャンペーン

tenshinokuma2013-06-21

 というのを、デンマーク風力発電会社が展開するということで、昨日はこれに関連したイベントに参加した。
 その内容は、まあいいとして、あらためて思ったのは、企業にとって、例えば風力発電の電気を調達するというのは、持続可能な企業であるということの帰結なのだろうな、ということ。環境に対する直接の影響だけじゃなく、ブランドエクイティの強化ということもある。
 そこのところに、あまり関心を持たない日本企業が多い、という話もこっそり聞いた。
 それで思い出したのが、ユニクロのこと。この会社はワタミ同様に、最近、とにかくブラック企業だって指摘されていて、経営者もひらきなおっているとことがある。ブラック企業だって、ユニクロのお店に行けば、お客はたくさんいるし、表面的には問題ないのかもしれない。
 でも、ファッションっていうのは、着ればいい、という話ではなく、社会的メッセージもまた身に付けるものとしてある。だから、ベネトンに代表される社会的な活動を、いくつものファッションブランドが実践している。
 けれども、ユニクロブラック企業であるという指摘を免れえない以上、ユニクロの衣類を着ることで、ブラック企業のメッセージも身に付けることにもなる。かつて、安いけれども大量生産で品質が保証されていたはずのユニクロブランドの衣類は、今はも着ることに対するよろこびを与えることはできなくなっている。ユニクロのブランド価値が大きく下がっているということだ。このことは、長期的に、このブランドが持続可能ではないことにつながるのではないだろうか。
 ワタミや庄やで仕事帰りに飲む、ということも同じになるだろう。違法な条件で働いている店長がいるお店で、くつろぐことはできなくなってくる。
 というようなことを、エネルギーの分野でも考えていく、ということなのだな。って、話は逆か。
 それはともかくとして、会場となった東京駅前のホテルシャングリラは、お香がきつかった。