桜桃

tenshinokuma2011-04-18

今週のお題「心に残った本」
 これはまだ、三分咲きくらいだけど、今日は満開になってました。とはいっても、小さな木なので、かわいいもんですが。
 桜といっても、桜桃、サクランボです。でも、去年は実ができなかったな。今年はどうだろう。
 心に残った本ということだけど、そりゃあ、いろいろある。
 例えば、SFだったら、ラングドン・ジョーンズの「レンズの眼」だな。SFってこういうものだったんだって、そう思う時点で、もうぼくがSFファンじゃないんだけど。どんな本かは、ぐぐってみればわかります。
 無人島に持っていくのなら、ドゥルーズガタリの「資本主義と分裂症」だな。って書くといじわるだね。つまり「アンチ・オイディプス」と「千のプラトー」を合わせて、こういうタイトルの本になる。まあ、どっちかといえば、「千のプラトー」。何が書いてあるかさっぱりわからないので、何度も読み直せるから、退屈しないかなって。いや、まじめに、序章の「リゾーム」だけはわかった。この概念が、すごく具体化したのが、現代のネット社会だと思う。
 今、とにかく本ということなら、石牟礼道子の「苦海浄土」だな。水俣病から福島原発事故まで、日本人は進歩してないっていうのもわかるし、その一方で、結局のところ、そうした中で最後に残るのは、アニマなのかな、とも。もう福島の浜通りの美しい風景は戻らないのかもしれない。
 好きな本ということでなら、
http://homepage3.nifty.com/tenshinokuma/books.htm
 にまとめてあります。