こちら葛飾区水元公園前通信750

tenshinokuma2009-06-30

 とりあえず、もうすぐ都議選ですね。
 総選挙を前にして、ここでもまずは自民党敗北、というのが見たいわけですが、さりとて、葛飾選挙区は、ちょっと盛り上がんないな、というのはあります。定数4で、自民2、公明、民主が現職で、これに共産と無所属の新人が挑む、という構図なのですが、けっこう自民が強い地盤を持っていて、民主も2人を立てるということにはならなかったみたいで。こうなれば、共産党に当選してもらうしかないな、と思うのです。というか、もっと言ってしまえば、民主党もけっこう石原与党だった部分があるので、共産党議席を確保してほしいです。

 総選挙の方も、東京17区は、自民党の現職がけっこう強いので、うーん、どうなのかなあ、と。民主党の候補に当選して欲しいんですけどね。もっとも、ぼくの親が住んでいる東京12区は、もっとつまんない状況なんだ。民主党対立候補が決まっていないんだもん。

 それでもまあ、政権交代はとても楽しみにしている。いろいろ冷めた見かたもあるんだけどさ、このまま末期的な政党による政権が続くよりはましだろう、と思う。
 忘れてはいけないのは、4年前には自民党郵政民営化というたった一つのことだけで、これだけの議席を得てしまったということ。そして、そこで選ばれた政権が、日本の社会を救いがたいものにしてしまったこと。現在の自民党は、自ら当時の政策を否定しているということ。けれども、4年前は間違っていました、などと言っていても、そんなご都合主義のようなものは信じられないと思う。
 とはいえ、民主党にも当時の小泉―竹中路線に親近感を持っている人はたくさんいたんだけどな。

 実は先月まで、自民と民主のそれぞれの議員を2人ずつインタビューしてきたのだけれど、けっこうはっきりとしていることはあって、「麻生のばらまき」と「民主党がやろうとしているばらまき」には差があるということ。
 結局のところ、麻生のばらまきというのは、官僚の天下り先に丸投げしてしまっているということだ。言ってしまえば、巨額なお金が、自分たちのところに下りてくる気配がまるでない、ということ。
 そうであれば、自治体に直接渡して、使ってもらえばいい、という民主党の主張の方がましだと思う。まあ、かつての1億円のふるさと創生金が、どんな使われ方をしたのかということを考えると、頭が痛くなる人もいるだろうけれども、でも、本質的なことを言えば、そうならないために、市町村合併を進めたのではなかったか、とも思う。

 エコポイントも、家電を買い換える理由にはなあ、とも思うし、使い勝手は悪そうだし、つまりは地上波デジタルにしたいだけでしょ、というポイント配分だし。
 エコカー減税も、車を持たない人にとっては縁がないしなあ。もっとも、エコカーの対象があまりにも広すぎて、どうなの?というのはあるな。たぶん、ハイブリッド車だけを対象にすると、トヨタとホンダだけになってしまうというのが問題なんだろう。でもね、だからやらなきゃいけないのは、それ以外の自動車会社のエコカーシフトをいかに早めていくか、ということだと思うんだけどな。
 というか、もう自動車の時代でもないし、だとすれば高速道路も1000円というのも、どうよ、とは思う。思うけど、実は高速道路の無料化というのは、悪くないとも思っている。その分をガソリン税値上げにすればいいんだろうな。無駄な車は減らした上で、公共交通機関用の燃料は税を割り戻しておけばいいし。高速道路というのは、物流を合理化していく上ではとても重要なんだとは思う。

 とまあ、そんなわけで、今月は村上春樹の「1Q84」を読みました。それなりに、面白かったですよ。きっと、これから読むという人も少なくないだろうから、あまり書かないけど。不満もないわけじゃないし。
 それでもいくつか書いておくと、まず「BOOK3」を期待する声が大きいけど、ぼくの予想は、「BOOK3」以降は異なる視点から書かれるのではないかということ。村上が選んだ主人公は、この小説を書くのに適切だったのかどうか、疑問がないわけでもないからだ。
 時代を書くという点で、うまく消化できなかったことって、少なくないとも感じている。それでも、たぶん、村上と同じ世代の人にとっては、痛いこともあると思う。ぼくはそれり下なので、距離を感じるわけだけど。
 ということとは別に、村上春樹の小説の主人公って、エターナルチャンピオンに似ている、とも思ったりもしました。ということは、別のところで、これから書きます。

 今月は、葉山に釣りに行きました。小学校で土曜日にイベントがあって、その振り替え休日があったので、それにあわせてぼくも仕事を休んだということです。
 魚の種類はともかく、数が釣れればいい、というのがコンセプト。それで、逗子からバスに乗って真名瀬の防波堤へ。釣果はというと、息子がネンブツダイをたくさん釣ったし、カサゴにベラ、それに何より、そこそこのサイズのカワハギが最後に釣れました。カワハギは刺身に、ネンブツダイはから揚げになりました。ベラは、煮付けです。「銭ずら」と言いながら、息子は食べていました。娘も多少は釣ったし、ついでにから揚げも作ってくれましたし。狩猟採集生活的な休日になったというわけです。
 次は、7月19日の日曜日に行く予定です。場所は、再び横須賀、というのを考えています。が、その時期の釣れている状況を見ながら、考えることにします。

 ではまた。

 なお、写真はナチュラルローソンの20種類の食材のお弁当です。雑穀の入ったご飯は好きです。