しのびよる破局

tenshinokuma2009-04-08

辺見庸の新刊を読んだ。刊行は大月書店。NHKのTV番組を本にしたもの、らしい。
当のETV特集は見ていないので。
前半は、正直なところ、ずっと辺見に付き合ってきた読者としては、同じ危機意識が続いているな、というところ。
でも、後半、足立区の中学校で講演したときのエピソードあたりから、テンションが上がってくる。
ぼくが辺見をジャーナリストとして尊敬するのは、自分に対する批判を常に抱えているということにある。

写真は近所の公園の桜。