こちら葛飾区水元公園前通信735

 そういや、今年に入って、こち水を書くことって、めっきり減ってしまったのだけれど、理由はかんたんで、あまり早起きできていないこと、です。
 早起きできてなかった理由の一つは、本を書いていて、夜遅くなることが多かったというのがあります。でも、もう書き終わっているのに、早起きできていないわけですから、いかんですね。
 でも、その分、こまめにブログは更新しています。
http://d.hatena.ne.jp/tenshinokuma/
では、毎日のどうでもいいことをけっこう書いたりしているのです。
 それから、
http://ameblo.jp/tenshinokuma/
というブログも立ち上げました。理由は、仕事をしている出版社のスタッフブログをつくるということなわけなんです。だから、いちおう、ビジネスブログということになるのだけれど。でも、そういう分類にはしていないな。
 はてなアメブロの二つのブログを持っていると、それぞれの思想の違いというのがわかって、面白いです。どちらがいい、ということはないんですけれども。アメブロの場合、ランキングとかアクセス解析とかクチコミとかそういうものが用意されていて、つい、書き込んでしまうようにできています。でも、はてなの方が、ブログ本来の姿かもしれない、とも思います。だって、ランキングのためにブログを書くというのは変でしょ。
 もっとも、ランキングを気にする理由というのもあって、会社のブログとして機能させる以上は、できるかぎり広告としての役割を果たして欲しい、ということです。
 ブログはそれだけじゃなく、
http://otokonokakurega.net/navigator/84/
というのもあって、ここでは顔まで見せてしまっているという。まあ、これはちょっと特殊なものなんですけどね。原稿料をいただいていますし。
 昔、立ち上げたココログもまだ残ってはいるんだけれど、これはまあ、ほっといてあります。
 「深呼吸する言葉」をやるとしたら、ココログのブログをリニューアルするか、とも思うわけですが、まだ決心していません。

 そんなにブログばかりあってどうする、というのはありますが、本質的には、はてなだけあればいいんですけどね。こち水の文章もここにもアップしているし。

 必要があって、林總の「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」(ダイヤモンド社)を読みました。経営に必要な会計センスがわかる本ということなので。
 というか、会社は本駒込あたりだし、父親の死によって経営状態が悪い会社を引き継いだ主人公という設定といい、まったくどこかの出版社と同じなので。
 どういうわけか、会社の経営のことまで考えるはめになってしまっていて、今はどのようにすれば持続可能な経営になるのか、事業プランを作成したり、そんなことをしています。それじゃ、本の編集はできないよな、とも思ったりもしますが。
 本そのものは役に立ったかというと、まあ、感覚的に会計っていうことがわかるので、それはそれでいいと思います。トロとコハダではどちらが儲かるかっていうと、回転率のいいコハダなんですけど、まあ、そういう話ではあります。
 そこにいくと、書籍って、回転率が悪いよなあってしみじみと思います。出版されてから現金になるまで、けっこう時間がかかるし、ということは、流通在庫も加えてそういうものをたくさん持たなきゃいけないし、そうなると固定費ってけっこう高いし、というか出版物のコスト計算もディスカウントキャッシュフローで計算しなきゃいけないんじゃないか、とか思ったりします。
 この本の欠点は、餃子屋のが儲かることを書いてはいるけれど、高級フレンチでいかに儲けるかは書いていないことかも。だって、高級フレンチはすぐには餃子屋にはなれないわけだから。
 それはそうとして、やっぱり経営って、ある部分は数字だし、とにかく会議には数字を出してくれって、いつも言っていることではあります。会計って、たしかに、基本だよな。
 というぼくは、一方で会計士の本の編集もしているわけですが。

 経営のことは、それなりにおもしろいけれど、そこまでしても、フルタイムのスタッフにはなる気はないのです。以前も書いたことだけれど、結局のところ、ぼくは境界線でしか生きられないと思っているからです。そうした中で、いろいろと足をつっこんでしまうところが、複数のブログという形なのかもしれません。
 そのブログで思い出したのだけれども、ぼくにとってそれをする意味っていうのは、ネットの中ではいつでもここにいるっていう、そういうことなんじゃないか、とも思うのです。だから、これまでずっと、メアドも変えないできたし、サイトも変えないできたし。なんだか、ここにいるよ、なんて書くと、青山テルマの歌みたいなんだけれども。まあいいか。

 古本屋で買った「金魚屋古書店出納帳」も読んでしまいました。懐かしいマンガやそれ以前のマンガがあって。でも、話としてついていける自分って、どうなんだろう、とも思いました。

 日曜日にはひさびさに、子供たちとバッティングセンターに行きました。娘はトスバッティングマシンではなく、65kmの超低速球くらいは打てるようになったし、息子もバットをふりまわすくらいはできるという。娘は気持ちよかった、とは言っていましたが、翌日は筋肉痛だったみたいです。
 だからといって、子供たちが野球をやるようにはならないんですけどね。せめて、キャッチボール、とか思っているんだけどな。