ミクまん

tenshinokuma2012-08-16

写真は、ファミマで売っているはちゅねミクまん、ネギ塩豚味。
 昨日は、敗戦記念日、ということだ。いや、終戦記念日であってほしいのだけれども、そうはなってくれない。戦争を、悪い意味でひきずっていて、しかもそのことに無自覚すぎるから。
 ぼく自身、実はこの日に思い入れがない。両親とも、あまり戦争の記憶がないから。栃木の田舎にいたせいなのだろう。あまりリアルではない。それに親戚でも戦地に行った人、戦争で亡くなった人というのはほとんどいない。
 むしろ、高校野球の黙とうの風景とか、昭和天皇の最後の武道館での慰霊祭(ヘリコプターできたやつ)とか、そんなイメージが強い。
 あやまちはくりかえしません、というメッセージにもうそくさいものを感じる。朝鮮半島ベトナム、中東での戦争に、何らかの形でコミットしてきたし、それは戦後の日本経済の成長と無縁ではない。
 戦前、なぜ太平洋戦争につっこんでいってしまったのか、その検証が十分になされているとも思わない。北方領土竹島尖閣諸島従軍慰安婦問題も残ったままだ。天皇制が維持されているということを、何の疑問ももたれていないというのも変だ。戦前の国家における疑似国家制度がなくならず、家族制度が個人を束縛しているという社会文化状況は続いている。
 日本は戦争に負けた、そういうことだけがある。だから敗戦記念日としか言いようがない。戦争は終わっていないし。
 大日本帝国という国と日本という国がどのようにちがっているのか、それとも同じなのか。ほんとうは違うべきものだと思う。
 江戸時代の次は、何時代か。1945年8月15日まで、大日本帝国時代が続き、1845年8月16日から、新しい時代区分が始まる。決して、明治時代や大正時代、昭和時代といった区分は、歴史的な意味が大きいわけではない。そういった認識が共有されるようになってはじめて、8月15日を終戦記念日とよぶようにしたいと思う。
 そうそう、夕べは北千住仲町の小桜湯に。ミクまんレベルにくずれた鉄腕アトムオバケのQ太郎などのタイル画は健在だった。でも、設備の老朽化がはげしいので、いずれはリフォームするか廃業するのだろう。タイル画はほんとうに、今のうちに見ておくといい。