鷺沼温泉

tenshinokuma2017-05-06

鷺沼温泉。京成津田沼駅から南東に徒歩10分くらい。
かみさんが、温泉に行きたいというので、一緒に。
駅からは少し遠回りになるのかもしれないけど、遊歩道を通って。途中、鷺沼城址公園を一回り。ここには古墳もあり、埴輪のレプリカもかざってあります。小さな公園なんですけどね。
近付くと、のぼり。玄関が奥に引っ込んでいるので、目立つようにしないと。廃材は受け付けているそうです。
老朽化しているけれど、手入れも補修もしっかりしてあるのが、内部からわかります。外は、なかなか怪しい感じなんですけどね。
背景は、富士山のペンキ画。田中絵師のような感じの、のんびりとした絵。でも、見ものは、むしろ、女湯との間のタイル画。3点あり、うち一つが忠臣蔵の一場面。
お湯は熱め。温泉は茶色く濁ったお湯。左側の深い上がり湯側が少し熱い。
常連の方の話によると、築80年。かつて、ここを掘ったら鉱泉が出て、最盛期は8件も温泉があったとか。漁師町なので、漁を終えてここに来た、とか。
ぼくとしては熱かったお湯だけど、これでもずいぶんぬるくなったという。昔は、水で埋めようものなら喧嘩になった、とか。でも、今は、熱いとお客が来ないので、ぬるくなったとか。それでも、熱い湯好きの常連もいるらしいのだけど、それでお客が来なくなったら、この銭湯もなくなってしまうからね、と。
かみさんによると、女湯にはなるべく水でうめないような文言がある、とか。やっぱり女湯の方が熱いことにこだわる。あと、背景は、立山らしいペンキ画だとか。
そうそう、ロッカーはなく、脱衣籠を使うことになるので、貴重品は持っていかないように。
でも、時間の流れを感じさせる、風情たっぷりの銭湯でした。天井を見ると、穴を補修したあとも見られます。
そうそう、帰り、旧市庁舎前の池には、2000年前の大賀ハスもあります。