LED展

tenshinokuma2012-03-10

 昨日のLED展のことを書いていなかったな。
 結論を言えば、1.技術的には、トップの部分が停滞し、底上げがなされていること。具体的には、どこのLEDメーカーも演色性に力を入れてきたため、商品の性能として似通ってしまったころ。2.直管形LEDにシフトしすぎていること。実は、蛍光灯代替のLEDということで、蛍光灯の形のLEDのさまざまな商品が展示されている。でも、そもそも、LED照明を蛍光灯型にすることに無理があるため、さまざまなタイプが提案されている。
 問題は、市場は今のところ、蛍光灯代替のLEDを求めているが、それがLED照明の本質的な能力を活かしたものではないということ。だから、そこに注力するほど、危機感を感じてしまう。むしろ、LED照明の性能を活かしたソリューションをいかにして顧客に届けるかなのだが。それは簡単ではないようだ。
 もっとも、蛍光灯のエネルギー効率は高く、正直に言えば、まだ無理にLEDにする必要はない。
 ということで、「ダールグレン」を読了。