こちら葛飾区水元公園前通信779

tenshinokuma2011-07-29

 おひさしぶりです。
 まず、宣伝からですみません。
 トーキングヘッズ叢書No.47が出ます。特集は人間モドキです。なんだか、こう書いただけで、何となくイメージできてしまうのではないでしょうか。今回もご購読のほど、よろしくお願いします。
 えーと、もう一冊、エコノミスト臨時増刊号、「フクシマの記録」でも原稿を書きました。ぼくの原稿はともかくとして、内容は充実した1冊です。これは7月11日号なので、とっくに本屋に平積みになっています。ということで、ぜひともよろしく。エコノミストは、まっさきに脱原発に舵を切った経済誌ですので。

 えーと、忙しさはどんどん増していって、ちょっと疲れ気味ではあります。仕事も、本の執筆を抱えているし。でも、その分ほかの仕事を減らすっていうことはなくって、というのも、印税が入るのはずっと先なので。それに、仕事があるときにきちんとやっておかないといけない、というか、仕事があるうちが花ですから。
 でも、仕事だけならいいんですけどね。PTA活動もあるし、家のこともいろいろしなきゃいけないしね。とりわけ、かみさんも忙しいので、その負担もあって・・・。

 政治ですか? 菅直人がまだ辞めないって? あらためて、日本という国の政治には、まともな選択肢がないんだな、と絶望的な気分になります。首相が交代したって、良くなるとも思えないし、自民党がだめだったから民主党を選んだのに、民主党もだめでしたということにしたって、自民党がましになったわけじゃないし。今、総選挙をしたところで、まともな選択肢はないし、というか、誰も政策をまともに語らないし。
 誰も本質的な議論をしないですからね。本質的なことって何かって?

 そんなことは忘れて、というわけじゃないけど、今月は、江戸川放水路にハゼ釣りに行きました。まだ、ハゼは小さかったな。でも、述べ竿で釣れるので、楽しいんだな。子どもたちのめんどうをみながらなので、やっぱり落ち着いて釣りをしたわけじゃないけど、まあ、おかずにできるくらいは釣れたからいいや。
 もう少しハゼが成長したころ、また行くつもりです。

 そうそう、世の中、みんなスマートフォンを使っているというのに、ぼくはといえば、いまさらながら、ウォークマンを買ったりしています。でもね、64GBもあると、うちにあるCDはみんな入ってしまうし。それって、自分の持っているCDをすべて持ち運べるっていうこと。それはなんだかすごいことだな、とあらためて思ったりもします。実は、ウォークマンを買ったのって、初めてだな。カセットテープの頃からずっと、買ったことなかった。
 もっとも、パソコンの方が容量は4倍くらい大きい。これってどういうことかっていうと、ウォークマンに入っているデータは同じものがPCに入っているっていうこと。したがって、それなしでも、PCで音楽を聴きながら、マックで原稿を書けるっていうこと。
 金町の北口のマックは、いつもジャズっぽい音楽が流れていて、それはそれで落ち着くんですけどね。
 次は、自分の持っている本をすべて、iPadに入れて運ぶんだろうな。それで提案なんだけれども、紙の本と電子書籍って、必ずしも対立するものじゃなくって、紙の本に電子書籍がついてくるっていうのがいいんじゃないかって、思う。読んだら、ブックオフに売ってしまうけど、自炊しなくっても、本の購入時にダウンロード権がついてくればいい。それに、本を残しておく理由って、ぼくの場合、あとで原稿を書くという都合があるからなのだけど、まあ、そんなことじゃなしに、読み返すのは電子書籍で、読みたいところだけを表示させるっていうので、いいんじゃないかな。
 いや、これって、音楽ではすでにやっている話。CDを買うとボーナストラックがダウンロードできるっていう。中古で買っても、ボーナストラックはない。

 6月で終了した番組の話。やっぱり、「Gosick」かな。ラスト付近、坊主頭の日本兵の九城君とか。もんぺ姿のヴィクトリカ、とか。でもね、小説版には、その先のラストも用意されていたりして。
 正直なことを言えば、終盤はちょっと重くていやだったかな。
 「日常」の新たな展開が、今はいちばん楽しみ、かも。
 それと、「うさぎドロップ」だな。こういう話には、ちょっと弱い。
 「夏目友人帳 参」も始まったんだっけな。
 アニメばかり、ですか。たぶん、それ以外の番組を見ようという余裕がない、というのが正直なところ。
 でも、ときどき、プロ野球は見ているか。東京ヤクルトは首位独走中ですからね。あまり強いっていう感じがしないんだけど。打てないし、ピッチャーも最近疲れ気味だし。
 「ポケットモンスター 白き英雄レシラム」も見たけど、何か?
 それより、香里奈深田恭子の「こち亀」実写版の映画の方が、見たいかも。

 本はですね、千田有紀の「日本の近代家族」(勁草書房)が面白かったかも。東京国際ブックフェアに2割引きで買ったんですけど。核家族と家父長制への考察。いろいろ問い直してもらいました。
 核家族って、戦後にねつ造されたものだと思っていたのですが、そもそも農村の次男以下は、核家族になるしかなくって、とか。そもそも、結婚して子供をもつことが、普通ではなかった、といえばたしかに、江戸時代なんか、婚姻率は低かったというのは知っていたしな。
 そして、千田が指摘するように、核家族や家父長制の問題とかいう以前に、いずれも崩壊しつつある、というのも事実。世帯人員数って、平均何人だ?
 論点はたくさんある。薄い本なんだけどね。書きだすときりがないくらい。

 そうだ、桜庭一樹の「青年のための読書クラブ」(新潮文庫)を読んだんだけど、何が問題って、どうしても「Gosick」の絵を思い浮かべてしまうのがいかんですね。背景となるいくつかの時代、たとえば、68年とか。安田講堂、先日、仕事で訪れたっけな、とかね。

 えーと、最後に、いろいろな縁があって、子どもたちと、人力舎中心のお笑いライブを見てきました。新宿の舞台で毎月開催されている、「バカ爆走」というイベントです。本田兄妹さんにチケットをとっていただき、とても感謝。その本田兄妹の漫才は、クラシカルな繰り返しものだったけど、兄妹愛みたいなのが感じられて、なんか気持ち良かったです。機会がれば、ホロッコのコントとともに、また見たい芸人です。
 娘は、米粒写経のオタクの方が気に入ったみたいで。ちょっと、はまってるみたいです。
 それにしても、人力舎の芸人って、良くも悪くも嫌みがないな、とは思いました。そういう芸風でいいと思うし、心地よく受け入れられるものだと思うのです。それはそれで、貴重な芸風だとも思うのです。
 子どもたちと見に行ったというのは、子どもの件でいろいろ問題をかかえているからなんですねどね。それで、多少は改善すればいいかな、と思っています。

 8月は、海釣りとハゼ釣り、2回くらいは行きたいと思います。というか、夏休みそのものがどうなるのか、謎のまま、7月が終わります。