トキとミツバチと真野鶴

tenshinokuma2010-02-09

 昨日の夜は、銀座新潟塾へ。第4回のイベントは、紙パルプ会館。
 最初は佐渡の尾畑酒造「真野鶴」の尾畑専務のプレゼンテーション。専務は元々、映画配球会社の広報にいたという経験があり、それが海外進出にも生かされているというのはあるとは思った。同時に、シンプルで少し甘味の強い、わかりやすいお酒が特色かな、とも思う。いただいたお酒は「万穂 真野鶴」という大吟醸はさすがにおいしかったけれども、純米吟醸はふつうに飲むのにすごくできがいい。開けてしばらくしてから、心地よい吟醸の香りが立ってくるし、フルーティー味わいもしてくる。
 新潟と銀座によるプロジェクトは、銀座ミツバチプロジェクトの一環として、茶豆やイチゴ(越後姫)の栽培をビルの屋上でやったりしている。
 銀座でミツバチというのもすごいけれど、近く、農業法人の申請をするとか。
 それはそれとして、新潟もとにかく人をよぶという仕組みをせっせと仕込んでいる。ミツバチもトキも農薬に弱いので、なるべく農薬を使わない、エコな農業を進めていく。お米なんかには、カメムシがついたりして、等級が下がるものもでてくるけれども、米粉にしてお菓子に使う、これを消費者が買えば、間接的に環境保全に貢献できる、というのは、「INDUST」の連載のエコ・ブランド・エクイティ入門の話そのままだな。
 そういう見方もあるな、と思ったのは、よく顔の見える農産物というけれども、農家自身も消費者の顔を見ないと、という指摘。そうだよな。
 ぼくが地元で野菜を買うのも、安いというだけじゃないんだよな。
 写真は昨日の懇親会の料理。新潟の素材が使ってある。