湯パーク日暮里

tenshinokuma2009-03-28

 昨日は仕事のあと、日暮里にある銭湯、湯ぱーく日暮里へ。
 ちょっと、スーパー銭湯っぽいけれど、立派な普通の銭湯です。
 浴槽がとても広くて気持ちいいし、お湯の温度もちょうどいいので、ゆったり入れます。音こそ聞こえないけれど、テレビを見ながらお風呂に入れるというのがいい。たぶん、今夜あたり、サッカーを見ながらお風呂につかっている人はたくさんいるんだと思う。
 一方、露天風呂は、ちょっとつらい。というのも、屋根とのすき間から見えるのは、電線と空だけ。まあ、近くに高層マンションがあるから、しかたないか、とは思うけど。
 お風呂上りには簡単な食事もできる。ただし、入浴セットとかはないので、手ぶらで行ったらタオルと石鹸を買わなきゃいけなくなる。まあ、いいんですけどね。

 どうしてみんな小沢を辞任させたがっているのか、よくわからない。
 小沢はまだ辞任すべきではないし、むしろ辞任というカードをどうやって切ればいいのか、小沢はぎりぎりの計算をしているんじゃないか、そう思っている。
 小沢が辞任すべきではないということは、小沢が居座っていいということではないということは言っておく。
 第一に、今回の件は、今のところ、政治資金処理の問題を出ていないということがある。国策捜査という点があまりにも見え見えであり、そうであれば、辞任は屈することを意味するだろう。
 とはいえ、これでは民主党は選挙を戦えないという意見がある。だが、それは民主党の都合でしかないとも思う。そして、そうであればこそ、実はまだ辞任すべきではない、ということになる。
 おそらく、小沢にしてみれば、メディアがこれほど自分を批判し、辞任すべきだという世論の高まりが、大きな計算違いであり、泣きたくもなるのだとは思う。
 とはいえ、田中派出身の小沢は、アメリカを刺激すれば、こうしたことも起こりうるということは予想していたと思う。第七艦隊だけでいい、とか、クリントン国務長官との会談にそっけなかったりとか。そして、その結果として、検察の手により辞任に追い込まれることも想定していたと思う。
 なぜか。小沢は民主党の代表として、いくつかの点が欠けている。第一に、健康の問題だ。このことはずっと指摘され続けている。首相という激務をこなせるのか。そこに命を賭けていけるのかどうかということだ。第二に、政治的思想があまりないということだ。日本列島改造という田中派の思想は共有しているだろうが、それでは現代は通用しない。大きな政府という発想であっても、それは単なるばらまきではいけない。ではどうすればいいのか。その点がはっきりしない。それでも、「安全と安心のニューディール」という主張をかかげているが、そこがぎりぎりだと思う。
 そうであっても、むしろそうだからこそ、党内を力づくでまとめることができた、ということも言える。政治家としての並外れた交渉力などがあってはじめて、「ダメな組織」をまとめあげることができる、というのは組織論の基本だ。だが、組織のメンバーが成長してくれば、より明確なビジョンをもとにしたリーダーシップが必要となる。そうしたリーダーを表に立て、小沢は裏にまわる。そうしたシナリオをどのように実現していくのか、ということがずっと頭の中にあったはずだ。そして、拙速に大連立構想に乗ったりもしてしまったこともある。
 小沢は、選挙を戦うためにもっとも効果的なタイミングで辞任するだろう。あるいは、辞任含みで総選挙を戦うということすらするかもしれない。そうしたとき、小沢が影でどれだけ影響力を持つことができるのかということが、もう一つのカギとなる。
 小沢は誰を次の民主党の看板にし、その人物を首相にするのか。そこを考えているのだろう。それは、あくまで小沢が選ぶということだ。次の代表の要件は、まさに小沢が持っていない2つの点。体力と現在の社会状況で必要とされるビジョン、これである。
 思想的には岡田でいいと思う。けれども、それで党内をまとめられるのかどうか。それをいかに菅と鳩山で支えるのか。そういうことだと思う。