こちら葛飾区水元公園前通信617

 今年のポケモン映画、「ミュウと波動の勇者」を見に行ったけど、いまいちだったというのがぼくの感じたところです。娘は喜んでいましたけど。
 なんか、話が直線すぎて、魅力にかけるっていうか。映像の迫力ということでは、去年のデオキシスレックウザのバトルはすごいなあって思ったし、話としては、実は「水の都の守り神」の微妙な心の動きがけっこう好きだったりします。
 まあ、いいんですけど。

 「アストロ球団」早速、ジャコビニ流星打法を見せてもらいました。球八が球七を投げるシーン、なかなか笑えます。来週は三段ドロップですね。
 でも、ドロップという変化球があったこと、誰が覚えている?

 最近読んだ本というと、一つは加門七海の「真理」(光文社文庫)。現代物のホラー。勘違いされた、女性の生霊によって祟られる話なんだけど、作り込みが足りないなあって思う。「203号室」のように、たいしたことが起こらないと怖いんだけどなあって思う。
 足りない作り込みっていうのは、やっぱり後半の主人公が孤立するところとか、勘違いしている女性の不気味さとか、そういうのが足りないっていう。

 森奈津子の「倉庫の中の美しき虜囚」(KKベストセラーズ)も読んだ。女性のための願望充足ポルノグラフィというのが、だんだん徹底してきて、飽きるといえばそうかもしれないけれど、でもポルノですからってね。そんななかでは、「人形草」が傑作、というか好き。萌え系ホラーというか、でも現実に帰っちゃうんだよねっていうか。その間合いが、なんか好きです。「名無しの男と四人の女」はやりたいことやりまくりってな感じで、好感が持てるし。オカズにはしませんけど。

 けっこうぼく的にどきどきするのは、よしながふみの「愛がなくっても食ってゆけます」だったりする。31歳のアナルセックス専門のマンガ家Yながの胸にドキドキしてしまう同居人の男性のF原が妙におかしかったりする。いや、Yながは化粧を落とすと、すごい顔なんだから、ここで思いとどまれっていう。

 ジョン・アンダーソンの新しいシングル「State of Independence」を買って聞いています。ジョン&ヴァンゲリスではなく、ジョンのソロとして、新しく録音されたもの。だからといって、まあ、いいんですけど。ドナ・サマーもカバーした曲っていうことで。新曲も入ってます。

 この夏、子供と行ったところっていうと、まずは荒川遊園地のプール。下の息子と行ってきました。1日いても300円だったかな? 幅の広い流れるプールがあるだけなんだけど、小さい子供が遊ぶのにはちょうどいい。プール用おむつをすれば、小さい子だって入れる。都電に乗って行くっていうのも、なかなかいいですね。

 東京ドームシティのスカイシアターでは、マジレンジャーショーを見てきました。響鬼まで登場します。マジキングがなかなかチープで良かった。かみさんには、金粉が舞う中で登場したマジシャインがうけてました。
 帰りに、観覧車に乗って、中でマジレンジャーの歌を聴いたりしていたのでした。

 そうそう、JR東日本ポケモンスタンプラリーもやりました。じゃりガールたちをつれて、信濃町やら南千住やらでスタンプを集めてきたのでした。

 ぼくが「ウルトラマンマックス」を評価できないのは、この程度のものであれば、昔の「ウルトラマン」を見ればすむ話だから。実際に、息子にとって「ウルトラマン」でもけっこう面白がって見ている。バルタン星人がなんか、気に入っているみたいだけど。
 でも、ほんとうに不思議なのは、ウルトラマンの最初の頃の着ぐるみは、顔がぼこぼこだったんだけれど、子供の頃は少しも気にならなかったということ。それもまあ、小さいテレビや白黒テレビだったからなのかも。実相寺監督によるガマクジラの話から、顔がきれいになっているのでした。
 それにしても、エレキングレッドキングを登場させ、黒部進桜井浩子がレギュラー、アイスラッガーを使うウルトラマンって、何なのだろう。

 というわけで、今日はこれから、じゃりガールたちを連れて、プールに行く予定です。

 しかし、選挙で出馬する候補に刺客っていうのは…。なんか、知的レベルがわかるっていうか。
 それにしても、保守系週刊誌の「週刊文春」も「週刊新潮」も、小泉に批判的な記事を載せている。抵抗勢力に同情的というか。なんか、保守系の人たちですら、小泉暴走に危機感を持っているのだろうか。
 そのわりには、内閣支持率が上がっているんだよなあ。