稲荷湯

tenshinokuma2013-09-10

 昨日、行った、四つ木の銭湯。といっても、四つ木駅からだと水戸街道を渡らなくちゃいけないので、最寄駅はお花茶屋。
 曳舟川親水公園を四つ木方向に歩いていき、水戸街道のところで渡らずに右折すると、わかりやすいかも。機会があれば、この公園を亀有からずっと歩いてみたいんだけど。
 サウナ以外は、とくべつな設備もなく、バブルやジェットバスと適温のお湯が心地よい銭湯なのだけれども、保存状態が比較的いい、早川画伯のペンキ絵が残っているのは、なかなか感激モノ。2004年3月に描かれた、伊豆海岸から見た富士山である。
 さて、入店すると、カウンターのおじいさん、ちょっと元気なくって、お客さんの女性に元気づけられていた。
 ぼくはお金を払って、男湯に向かおうとすると、「時間無制限だから、ゆっくりあたたまっていってね」と声をかけてくれた。「じゃあ、たっぷりあたたまって帰ります」と応えると、「でも、9時半が閉店だからね」と。おい、1時間もないじゃないか。いや、それでも充分なのですが。「コインランドリーは朝の6時からあけているから、たいへんなんだよ」と。つまり、そういうことで、疲れているから、元気づけられていたということ。
 そんな朝早くからだけど、雨が続くと、早朝からお客さんがあけてほしいってくるそうだ。確かに、このところちょっと雨っぽかったもんな。
 葛飾区の銭湯は、残り1つである。そのほか、入る前に廃業してしまった鷹の湯というのもあって、これがとても残念ではあるのだけれども。