蓄熱フェア

tenshinokuma2010-07-30

 ということで、午前中、行ってきました。東京電力主催の展示会です。
 東京電力としては、電化で低炭素社会ということ、キラーコンテンツはヒートポンプといったところでしょうか。
 ヒートポンプについては、滝クリ様が宣伝しているからということではないのですが、優れたしくみだと思います。熱力学的に、合理的というか。
 でも、おもしろいのは、もうちょっと別のこと。エネルギーソリューションという点では、とりわけ改正省エネ法をターゲットとした戦国時代みたいなところがありました。省エネの技術というのはたくさん開発されているし、あとはコストの問題というのがあります。また、「見える化」や運用でも大きく省エネできる余地があります。
 こうした状況で、省エネ技術を持つさまざまな分野の事業者がソリューションを提供するというのは、さながら戦国時代だということです。
 でも、1社ですべての技術を提供できるわけではないし、また事業者ごとにソリューションの技術もコストも違っているという中では、どのような事業者どうしが提携してソリューションを提供していくようになるのか。そこで、事業者(少なくとも窓口になる)は集約されていくような気がしました。
 最後は、誰かが天下をとる、ということはないでしょう。というのも、その先にさらなるイノベーションが控えているので、事業者は戦い続けなくてはいけないことになります。
 それから、業務用オール電化厨房というのは、ガスでは勝てない部分は確かにあると思います。高度な技術を持たなくても調理ができるような機器ということでは、オール電化に勝ち目があると思います。リンガーハットなどは、どんどんオール電化にしているとか。また、四川飯店では、宴席用に、お客様の目の前で調理するために、IHを導入したとか。
 多分、ベテランの料理人はガスを使うと思う。調理の技術はそれを求めるだろうから。そこで、住み分けるのだろうと思う。ガスの業務用調理器具も涼厨など、進化しているし。
 というわけで、「分散型エネルギー新聞」の名刺をくばっていたら、ノベルティとパンフをたくさんもらってしまった。

 今、トーキングヘッズ叢書No.43を読んでいます。