民法改正

tenshinokuma2010-06-01

 写真は、議員会館での集会に参加した、千葉景子法務大臣
 民法改正っていうと、選択式夫婦別姓のことが大きいけど、実は非嫡出子の問題の方が大きい、とは思う。
 それはそれとして、これは人の権利を守るという上で、象徴的なものだとも思う。辻恵議員だったかな、セクシャルマイノリティの話もしていたけど、それ以前に、この法案が、という。
 それと、戦略的には、この法律でも家族の解体はないっていうことを主張すべきなんだろうけど、本質的には、家族の再構成なんだ、ということも書いておく。
 家族って、多様なものだし、それを、武家社会からの伝等の「家制度」に帰着させることはないと思う。
 家を守りたいという人は、富裕層の男性しかいない。
 そういう人だけが、女性を専業主婦として囲い込むことができる。
 そして、こっちはもっと深刻なんだけれど、富裕層のモデルが貧困層に影響することで、女性は補助的な労働力に位置付けられる。それは、日本という国の中に、いわゆる途上国の労働力があるようなものだ。
 この痛みを、どのように解消するのか、ということは、民主党政権に期待されることだった、と思う。