HVAC&R JAPAN 2010

tenshinokuma2010-02-19

 今日までやっている、空調の展示会に一昨日、行ってきた。取材なんだけど。場所はビッグサイト
 個人的に目をひいたのは、東芝キャリアのブース。スマートキッチンというのが、おもしろかったんだけれど、そもそも、東芝キャリアでは若いエンジニアに、ヒートポンプで何ができるか、というコンセプトで、いろいろな技術開発を競わせているとか。だから、このスペースも、すぐに実用化というよりは、今の東芝キャリアのコンセプト、という感じかな。
 このブースを見学に、西室氏が来ていた。さすがに高齢なので、車椅子でまわっていたけど。この展示を見て、どう思ったんだろう。
 展示全体としては、あまり目新しいものがなかったかな、と思う。個々の技術はとても高いとは思うけれども、問題はこうした技術がインテグレートされていないっていうことではないだろうか。そこに、ビジネスチャンスがある、とも思うし、その技術こそ、日本企業に欠けているものだとも思う。
 何となく、他社の機械を並べている電力会社のブースは、どうなの?とも思う。こうした企業こそ、インテグレートし、新しいライフスタイルや産業のスタイルを提案すべきなのに。
 と書いていて、そういえば、以前、ある人から、「日本は技術開発の面で、これからは中国の優秀なエンジニアに勝てないし、また、技術開発をしても、コストが合わない。企業としてはむしろ、必要な技術を外から集め、内部でインテグレートするべきだ。インテグレートする能力こそ、日本のエンジニアに求められている」という話を聞いたことを思い出した。
 こうした展示を見ていくと、あらためて言っていることがわかるような気がする。

 東京ガスのブースで、炎をイメージしたアメをもらった。青い炎というのが、ガスのイメージ。火ぐまががんばっているのであった。インテグレートに一番近い企業、かもしれない。

 と、たまには、仕事のことも書いてみた。